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日本刀史に燦然と輝く名刀たちの物語をご紹介します
名将たちが愛した刀剣の物語
名城に秘められた刀剣文化の歴史
天下に名を轟かせた名工たちの業績
日本刀の知識を深める読み物
童子切安綱・鬼丸国綱・三日月宗近・大典太光世・数珠丸恒次の天下五剣を筆頭に、天下三名槍(蜻蛉切・日本号・御手杵)、そして正宗・村正・虎徹・長曽祢興里らが遺した歴史に名を刻む名刀339振りを詳説。各刀の作者・時代・逸話・現在の所蔵先まで網羅しました。
日本刀の中でも最高峰とされる五振りの名刀
日本の槍の最高峰とされる三振りの名槍
天下に名を轟かせた伝説の刀剣・槍
Dōjigiri Yasutsuna
伯耆安綱
童子切安綱(どうじきりやすつな)は、平安時代の名工・伯耆安綱(ほうきやすつな)が鍛えた太刀であり、「天下五剣(てんかごけん)」に数えられる国宝の名品である。天下五剣とは、日本刀の歴史において特に高い評…
Juzumaru Tsunetsugu
青江恒次
## 刀の概要 天下五剣の一振りにして、日蓮宗の開祖・日蓮上人の佩刀として知られる、他に類を見ない宗教的背景を持つ名太刀。刃長約83.9cm、反り約3.0cmという堂々たる太刀姿で、鎌倉時代初期の古太…
Onimaru Kunitsuna
粟田口国綱
## 刀の概要 天下五剣の一振りにして、鎌倉幕府の守護刀として北条得宗家の権威そのものを体現した太刀。刃長二尺五寸八分(約78.2cm)、反り約3.2cmと伝えられ、鎌倉時代初期の太刀としてはやや強い…
Mikazuki Munechika
三条宗近
## 刀の概要 天下五剣の筆頭にして、日本刀の美の極致と称される至高の名刀。刃長二尺六寸四分(約80.0cm)、反り九分(約2.7cm)、元幅九分五厘(約2.9cm)という堂々たる太刀姿でありながら、…
Ōdenta Mitsuyo
典太光世
## 刀の概要 天下五剣の一振りにして、五振りの中でも最も豪壮な体配を誇る迫力の名太刀。刃長二尺一寸七分(約65.8cm)と天下五剣の中ではやや短めであるが、身幅が広く重ねが厚い堂々たる造りは、手に取…
Otegine
五条義助
## 刀の概要 天下三名槍の一つに数えられながら、1945年の東京大空襲で焼失し現存しない悲劇の名槍。穂の長さは約138cm(四尺五寸六分)と天下三名槍の中でも蜻蛉切・日本号をはるかに凌ぐ規格外の大き…
Nihongō
無銘(大和金房派説など諸説あり)
## 刀の概要 天下三名槍の一つにして「日ノ本一の槍」と称される、日本の槍の最高峰に位置する名槍。穂の長さは約79.2cm(二尺六寸一分五厘)に及ぶ堂々たる大身槍で、天下三名槍の中でも最も長い穂を持つ…
Tonbokiri
藤原正真
## 刀の概要 天下三名槍の一つに数えられ、戦国時代最強の武将と名高い本多忠勝の愛槍として知られる伝説的な大笹穂槍。穂の長さは約43.7cm(一尺四寸)で、もとはさらに長かったが磨り上げられて現在の寸…
Futsunomitama-no-Tsurugi
神造(タケミカヅチノカミが使用・授けた神剣)
## 布都御魂剣の概要——石上神宮の最高の神剣 布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)は石上神宮(いそのかみじんぐう)の御神体であり、記紀神話における「神武天皇の東征」の決定的な局面でタケミカヅチノカミ(…
Sasanuki
波平行安(伝)
## 刀の概要 笹貫(ささぬき)は、鎌倉時代(13世紀)の薩摩の刀工・波平行安(なみのひらゆきやす)の作と伝わる太刀である。刀身には「波平行安」と銘が切られた在銘作で、初期の行安の数少ない遺例のひとつ…
Taikō Sammonji
筑前左文字
太閤左文字(たいこうさもんじ)は、南北朝時代に筑前国(現在の福岡県)で活動した刀工・左文字(さもんじ)の作と伝わる短刀で、国宝に指定されている。銘は表に「左」、裏に「筑州住」と切られ、刃長はおよそ23…
Kuji Kanesada
会津兼定
九字兼定(くじかねさだ)は、会津(あいづ)の刀工・兼定(かねさだ)の名物として伝わる刀であり、特別保存刀剣の認定を受けている。「九字(くじ)」とは道教・陰陽道に由来する九文字「臨兵闘者皆陣烈在前(りん…
Hachisuka Kotetsu
長曽根虎徹
蜂須賀虎徹は江戸時代前期最高の刀工と称される長曽根虎徹(ながそねこてつ)が打った刀の中でも、特に徳島藩主・蜂須賀家に伝来したことで名高い一振りである。虎徹は越前(現在の福井県)の甲冑師であったが、50…
Hōchō Masamune
相州正宗(岡崎五郎入道正宗)
包丁正宗(ほうちょうまさむね)は、相州正宗(岡崎五郎入道正宗)が鍛えたとされる短刀であり、その独特の号は「包丁(ほうちょう)」——調理用の包丁——に由来する。この珍名の由来については複数の説が伝わるが…
Tachi by Uda Kunifusa
宇多国房
宇多国房の太刀は越中(現在の富山県)を拠点とした宇多派の代表的な遺作であり、越中刀工の最高峰とも称される逸品である。宇多派は大和の手掻派から移住した工人が北陸で独自の流派を築いたもので、大和伝の特徴を…
Hakusan Yoshimitsu
粟田口吉光
白山吉光(はくさんよしみつ)は、石川県白山市に鎮座する白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の御神宝として奉斎されている国宝の剣(つるぎ)であり、短刀の名工として殊に知られる粟田口吉光(あわたぐちよしみ…
Rai Kuniyuki
来国行
来国行(らいくにゆき)は鎌倉時代中期に京都で活躍した刀工で、来派(らいは)の祖として尊崇される名工である。来国俊(くにとし)の父であり来国光(くにみつ)の祖父にあたる、京都における刀剣鍛冶の最高峰とし…
Tachi by Sanjō Munechika
三日月宗近(みかづきむねちか)は、平安時代中期に京都の三条で活動した刀工・三条宗近の作と伝わる太刀で、国宝に指定されている。銘は「三条」とのみ切られ、号は刃文のなかに三日月形の打のけ(うちのけ)が連な…
Hatsukari
古備前(伝・正恒または友成系)
初雁(はつかり)は、平安時代後期の古備前様式と伝わる太刀である。「初雁」という名は、秋の到来を告げる渡り鳥である雁(かり)の最初の群れ——初雁(はつかり)——にちなんでおり、刀身の優雅にしてりりしい姿…
Rai Kunitsugu Tachi
来国次(山城国)
## 来派(らいは)——京都が誇る山城伝の名門 来派(らいは)は鎌倉時代から南北朝時代にかけて山城国(現在の京都府)で繁栄した刀工の一流派であり、「来(らい)」という銘を持つ刀工群の総称である。来派の…