※画像はイメージです。米沢市上杉博物館
Yonezawa Uesugi Museum
概要
博物館の概要
米沢市上杉博物館は、上杉謙信・景勝・鷹山など英傑を輩出した上杉家の城下町・米沢に2001年(平成13年)に開館した歴史博物館である。上杉謙信は「越後の龍」「軍神」と称された戦国最強の武将のひとりで、武田信玄との川中島の合戦で知られる不世出の名将。その遺品は刀剣・甲冑・武具から書状・旗指物まで多岐にわたり、当博物館はそれらを一堂に展示する国内唯一の場所として、全国の歴史ファン・刀剣愛好家の聖地となっている。
謙信ゆかりの刀剣
博物館は、上杉謙信・上杉家ゆかりの刀剣・武具を数多く収蔵している。謙信が愛したと伝わる名刀としては、備前国一文字派の傑作・国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」が名高い。ただし山鳥毛は現在、岡山県瀬戸内市が所有し、備前長船刀剣博物館で展示されている(令和2年〔2020年〕に瀬戸内市が購入)。上杉家伝来の刀剣・武具は当博物館や上杉神社稽照殿などに伝えられ、戦国の名門・上杉家の武の文化を今日に伝えている。
甲冑と武具
上杉謙信ゆかりと伝わる甲冑・武具も伝来しており、なかでも上杉神社稽照殿が所蔵する重要文化財「色々威腹巻」は、上杉家の甲冑を代表する名品として知られる。景勝・直江兼続の甲冑・武具も所蔵されており、NHK大河ドラマ「天地人」(2009年)の放映を機に一躍有名になった「愛の兜」(直江兼続の前立て「愛」の字)の実物を間近に鑑賞できる。
上杉家の文化財
上杉家は武の家柄でありながら、同時に高い文化的素養も持ち合わせていた。博物館には洛中洛外図屏風(国宝・狩野永徳筆)をはじめとする絵画・書跡・茶道具・能装束なども所蔵されており、武と文を兼ね備えた上杉家の全貌を体感できる。上杉神社・松が岬公園・上杉家廟所と合わせた米沢巡りは、東北の武将文化を深く知る最高の旅となる。
見どころ
- 国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」──上杉謙信が最も愛した名刀。備前一文字派の傑作で刃長80cm超の豪壮な太刀。令和2年(2020年)に岡山県瀬戸内市が購入し、現在は備前長船刀剣博物館で展示されている
- 重要文化財「色々威腹巻」(上杉神社稽照殿蔵)──上杉家の甲冑を代表する名品。戦国期の甲冑の中でも保存状態が良好で、上杉家の武の文化を伝える
- 直江兼続「愛の兜」の実物公開──前立ての「愛」の字で知られる直江兼続の甲冑。NHK大河「天地人」で一躍全国的に有名となり、今もなお多くのファンが訪れる
- 国宝「洛中洛外図屏風(上杉本)」──狩野永徳筆。16世紀の京の都を精緻に描いた日本最高峰の屏風絵。武将でありながら高い文化的素養を持った上杉家の証
- 上杉神社・松が岬公園・上杉家廟所との一体的観光──城址公園内に博物館・神社・廟所が集まる米沢は、上杉家ゆかりの地を効率よく巡れる歴史の宝庫
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。