※画像はイメージです。武田神社宝物殿
Takeda Shrine Treasure House
概要
武田神社と宝物殿の概要
武田神社は甲斐国(山梨県)の戦国大名・武田信玄(1521〜1573年)を祀る神社で、信玄が生涯の本拠とした「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」の跡地に鎮座している。大正6年(1917年)に創建された比較的新しい神社であるが、「風林火山」の旗印のもと最強の軍団を率いた武田信玄への崇敬は山梨県民のみならず全国の武将ファン・歴史愛好家の間で絶大なものがある。境内に設けられた宝物殿には、武田家に伝来した刀剣・甲冑・古文書・什器などの貴重な遺品が収蔵・展示されており、戦国時代随一の武将のひとりである武田信玄の実像に迫る最良の施設のひとつとなっている。
武田家ゆかりの刀剣
宝物殿の白眉は、武田家に伝来した刀剣の数々である。武田信玄が実際に使用したと伝えられる太刀・打刀・短刀の遺品は、戦国最強武将の武器として全国的な知名度を誇る。甲斐国(山梨)の刀工は古来より質実剛健な刃風で知られ、武田の軍団に仕えた武士たちの需要に応えた。信玄が佩刀として愛用したとされる刀剣の伝来品は、その圧倒的な強さと神格化された武将像を体現する存在として、刀剣愛好家のみならず幅広い来館者の心を強く引きつける。
甲冑と「風林火山」の旗
宝物殿の展示の中で特に印象的なのは、武田信玄の甲冑(複製・復元品を含む)と「風林火山」の軍旗(孫子の兵法から引用した「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の文字を記した旗)である。この旗は日本の戦国史上最も有名なシンボルのひとつであり、信玄の知将としての側面と武力の双方を象徴している。甲冑・武具の展示は武田軍の戦闘力と美的センスを示す資料として非常に価値が高く、特に信玄が重用したとされる「赤備え」(全軍の甲冑を赤で統一した精鋭部隊)の様式を反映した展示は必見である。
躑躅ヶ崎館跡と甲府観光
武田神社境内は躑躅ヶ崎館の遺構(土塁・堀・石垣など)が残る歴史的空間であり、境内を散策するだけで戦国時代の城館の雰囲気を体感できる。甲府市内には武田信玄像・甲府城(舞鶴城公園)・山梨県立博物館(武田家関連資料を多数収蔵)など武田信玄ゆかりの史跡・施設が集積しており、一日かけて甲府の戦国史を満喫できる。東京・新宿からJR中央線特急「あずさ・かいじ」で甲府駅まで約1時間30分と首都圏から日帰り圏内であり、帰路に勝沼の甲州ワイナリーや石和温泉に立ち寄るルートも人気が高い。
見どころ
- 武田信玄伝来の刀剣コレクション──戦国最強武将のひとりが愛用したと伝わる太刀・打刀・短刀の遺品。甲斐の刀工が鍛えた質実剛健の名刀と信玄の武将像を体感
- 「風林火山」の軍旗と武田家の甲冑──孫子の兵法を体現した日本史最有名の軍旗。赤備えに象徴される武田軍の精強さと美的統一感を示す甲冑・武具の展示
- 躑躅ヶ崎館跡の遺構(土塁・堀・石垣)──武田信玄が生涯の本拠とした城館の跡地を境内に保存。戦国時代の「城下内城」形式の館跡を体感できる貴重な史跡
- 山梨県立博物館・甲府城との組み合わせ──甲府市内の武田信玄ゆかりの史跡・施設を一日で巡る甲府歴史ルート。甲州ワイン・石和温泉との組み合わせも人気
- 東京・新宿から約1時間30分──JR中央線特急「あずさ・かいじ」で甲府駅まで直通。首都圏から最も行きやすい戦国武将の聖地として人気急上昇
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。