※画像はイメージです。太宰府天満宮宝物殿
Dazaifu Tenmangu Shrine Treasure Hall
概要
太宰府天満宮は福岡県太宰府市に鎮座し、903年に薨去した菅原道真公を御祭神として祀る全国天満宮の総本社のひとつである。道真公の御墓所の上に創建されたという由緒を持ち、学問・至誠・厄除けの神として知られる。その宝物殿には、道真公の佩刀と伝わる刀剣をはじめとする多彩な歴史的文化財が収蔵・公開されている。
宝物殿の刀剣の筆頭は重要文化財「毛抜形太刀(無銘)」(全長83.3cm、刃長66.4cm)であり、菅原道真が生前に佩用していたと伝わる平安時代の太刀である。毛抜形太刀とは、茎(なかご)の頭部が毛抜きに似た形状をもつ太刀の形式を指し、平安時代の武人・貴族が用いた太刀の典型様式として刀剣史上に重要な位置を占める。同作は国宝ではなく重要文化財の指定であるが、平安時代における佩刀の様式を伝える希少な遺品として研究上の価値が高い。なお、太宰府天満宮が所蔵する国宝は漢籍「翰苑」(書物)であり、刀剣の国宝指定はない点に留意されたい。
宝物殿には毛抜形太刀のほかにも、道真公ゆかりの書跡・絵画・古文書・神宝類が収蔵されており、平安時代の貴族文化と学問・文化の神として崇敬されてきた道真公の生涯を総合的に学ぶことができる施設となっている。宝物殿は本殿北側に位置し、月曜休館(祝日の場合は翌平日)、最終入館16:00で16:30閉館。西鉄太宰府線「太宰府駅」から参道を徒歩5分でアクセスできる。
見どころ
- 重要文化財「毛抜形太刀(無銘)」— 菅原道真の佩刀と伝わる平安時代の太刀、毛抜形という典型様式の稀少遺品(国宝は翰苑で刀剣ではない)
- 全国天満宮の総本社 — 道真公御墓所の上に創建、学問・至誠の神として年間1,000万人超が参拝
- 平安貴族・武人の佩刀様式 — 毛抜形太刀は平安時代の武人・貴族が用いた太刀形式を伝える教育的展示
- 道真公ゆかりの書跡・絵画・古文書 — 平安時代の貴族文化と道真公の生涯を総合的に理解できる
- 西鉄太宰府駅から徒歩5分 — 九州国立博物館との組み合わせで九州の刀剣・文化財巡りに最適
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。