※画像はイメージです。長野県立歴史館
Nagano Prefectural Museum of History
概要
博物館の概要
長野県立歴史館は1994年(平成6年)に開館した、長野県の歴史・文化を総合的に展示・研究する県立博物館である。信濃国(現・長野県)は旧石器時代から現代まで豊かな歴史を積み重ねてきた地であり、特に戦国時代においては真田氏・武田氏・上杉氏らの武将が激烈な覇権争いを繰り広げた舞台として知られる。博物館はその長大な歴史を体系的に紹介し、信濃の刀剣文化・武家文化を深く掘り下げる内容となっている。
真田と信濃の武具
刀剣・武具部門では、信濃ゆかりの武将たちが用いた刀剣類を中心に、戦国・江戸期の武家文化を伝える資料が充実している。真田幸村(信繁)・信之・昌幸など真田一族ゆかりの刀剣・甲冑は特に人気が高く、大河ドラマ「真田丸」(2016年)放映以降、全国から多くの来館者が訪れるようになった。信濃の刀鍛冶については、江戸時代に活躍した信州の刀工たちの作品も所蔵されており、地方鍛冶の技術水準を知る貴重な資料となっている。
縄文から戦国まで
展示は原始・古代から近現代まで長野県の歴史全体を網羅しており、旧石器・縄文・弥生・古墳時代の出土遺物から、奈良・平安の荘園文書、鎌倉・室町の武家文書、戦国の合戦記録、江戸時代の藩政資料まで、一大叙事詩のように信濃の歴史が展開する。特に縄文時代の展示は質・量ともに国内有数で、縄文時代の出土品も数多く展示している。
善光寺との組み合わせ
博物館は信越本線 屋代駅近くに位置し、しなの鉄道を利用すれば長野駅(善光寺の玄関口)へも容易にアクセスできる。国宝善光寺・松代藩真田家の史跡「文武学校」・真田邸・真田宝物館・旧真田山地区など、長野県の武家文化関連施設と組み合わせた充実の歴史探訪が楽しめる。信州そば・おやき・野沢菜など信州の食文化とともに、ゆったりとした一泊旅行をおすすめする。
見どころ
- 戦国信濃の武将文化──真田氏・武田氏ゆかりの信濃の武家史料を展示。NHK大河「真田丸」の舞台となった信濃の武将文化を体感できる(真田幸村・信之・昌幸ら所用の名物武具は松代の真田宝物館が所蔵)
- 信州の刀鍛冶作品──江戸時代に活躍した信濃国の刀工たちの作品。地方鍛冶の技術水準と独自の作風を知る貴重な所蔵品
- 戦国信濃の合戦史料──武田信玄・上杉謙信・真田氏が激突した川中島の戦いをはじめ、信濃を舞台とした戦国合戦の記録と遺物
- 縄文出土品を含む旧石器〜近現代の総合展示──信濃の歴史全体を一望する大規模な常設展示。質・量ともに全国有数の縄文時代コレクション
- 松代・善光寺など周辺史跡との連携──真田宝物館・文武学校・旧真田邸・善光寺など長野県の武家文化・信仰文化の拠点と合わせた総合的な歴史探訪が可能
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。