※画像はイメージです。MOA美術館
MOA Museum
概要
MOA美術館は、静岡県熱海市の高台に位置する私立美術館であり、宗教家・岡田茂吉(1882–1955)が収集した日本・東洋の美術品を収蔵する施設として世界的に知られている。国宝3件・重要文化財67件(2023年時点)を含む約3,500点の所蔵品は、絵画・陶磁・漆工・金工・刀剣にわたる広大なコレクションを構成する。相模湾を見下ろす絶好のロケーションと、エスカレーターで上る展示棟の空間演出も国内外の美術愛好家を惹きつける要素である。
刀剣も収蔵品の一角を占める。来派は鎌倉時代の山城国(京都)を代表する刀工集団で、流麗な姿と澄んだ地肌、細直刃の精緻な刃文を特徴とする。その支流である「中島来(なかじまらい)」は、来派の刀工が摂津国中島(現・大阪市東淀川区)に移り住んだことに由来し、地名を冠した一派として知られる。
重要文化財に指定された刀剣も複数所蔵されており、鎌倉・南北朝・室町時代の太刀・刀が収蔵コレクションに含まれる。金工品の分野では、刀装具(鐔・小柄・笄・目貫)の優品も所蔵する。MOA美術館では春・秋に「刀剣展」「金工展」などの専門テーマ展示が企画されており、日本刀愛好家が足を運ぶ定番の美術館として知られる。
熱海という温泉地のリゾート環境に位置するため、温泉・食事・美術鑑賞を組み合わせた「文化観光」の核として、日帰り・宿泊双方の来館者に対応している。国宝茶室「如庵(じょあん)」の復元茶室も設置されており、茶の湯文化と刀剣文化を同時に体験できる施設としての充実度も高い。
見どころ
- 来派・中島来の刀剣— 鎌倉時代山城来派の支流「中島来」(摂津国中島に由来)。澄んだ地肌と精緻な細直刃が際立つ来派の作風を伝える
- 国宝3件・重文67件の高密度コレクション — 日本・東洋美術の精粋が集う私立美術館の頂点
- 複数の重文刀剣 — 鎌倉・南北朝・室町期の太刀・刀を収蔵する刀剣専門的に充実したコレクション
- 相模湾を望む絶景立地 — トンネル・エスカレーターを経て到達する劇的な山上美術館体験
- 国宝茶室「如庵」復元 — 刀剣文化と茶の湯文化を同時に体験できる複合的文化体験の場
- 熱海温泉との複合観光 — 温泉・食事・美術鑑賞を組み合わせた日帰り・宿泊対応の文化リゾート
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。