※画像はイメージです。三嶋大社宝物館
Mishima Taisha Treasure Museum
概要
三嶋大社(みしまたいしゃ)は静岡県三島市に鎮座する伊豆国一之宮であり、伊豆・豆相地方の総鎮守として古くから武将たちの崇敬を集めてきた神社である。その宝物館には、日本刀史上に燦然と輝く国宝の名刀をはじめ、鎌倉・室町時代を中心とした刀剣・武具の優品が収蔵されている。
当館の刀剣の名品として、重要文化財「太刀 銘 宗忠」が知られる。備前国(現在の岡山県)を代表する古刀期の名工、古備前正恒(こびぜんまさつね)の作とされるこの太刀は、平安時代後期(11世紀)に制作されたと推定され、日本刀の成立期における最高水準の技術を体現する作品として古来より高く評価されてきた。流麗な反りと整然とした刃文、精緻な地肌は、後世の刀工たちが手本とした理想の姿を今に伝える。
三嶋大社と武将との縁は深く、源頼朝が伊豆に配流されていた時代から参拝を続け、挙兵前夜(1180年)に三嶋大社で戦勝祈願を行ったと伝わる。以来、鎌倉幕府の武将たちが次々と刀剣・甲冑を奉納し、宝物館のコレクションはその歴史の集積である。また、北条氏・今川氏・徳川氏など東国の有力武家が代々崇敬した神社として、各時代の名刀が奉納されてきた。
三島は東海道の宿場町として栄えた歴史を持ち、富士山と箱根山を望む自然豊かな地でもある。宝物館の参拝と合わせて、源頼朝ゆかりの境内散策や三島の湧水・景観を楽しむことができる。
見どころ
- 重要文化財「太刀 銘 宗忠」— 備前国福岡一文字派の刀工・宗忠の作、日本刀成立期の名刀の一つ
- 源頼朝の挙兵祈願 — 1180年に頼朝が鎌倉幕府開府前に戦勝を祈願した由緒ある社
- 鎌倉〜室町期の奉納刀群 — 北条氏・今川氏・徳川氏ゆかりの刀剣コレクション
- 境内の湧水と大楠 — 三島の清冽な湧水と樹齢数百年の御神木
- 富士山・箱根を望む立地 — 東海道の宿場町・三島に位置する観光アクセス抜群の聖地
- 宝物館の多彩な収蔵品 — 刀剣のほか甲冑・刀装具・絵巻・古文書も展示
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。