※画像はイメージです。横手城(朝倉城)
Yokote Castle (Asakura Castle)
横手城(朝倉城)は室町時代〜江戸時代(16世紀前半築城)に築かれた東北の名城。城主は小野寺氏、最上氏、佐竹氏(秋田藩支藩)(Onodera clan, Mogami clan, Satake clan (Akita Domain subsidiary))。
概要
横手城は秋田県南部の横手盆地を見下ろす丘陵上に築かれた山城で、別名「朝倉城」とも呼ばれる。16世紀前半、出羽国の有力国人であった小野寺氏によって築かれたとされ、以後約100年にわたって小野寺氏の本拠として機能した。関ヶ原の戦い後、最上義光が一時支配するが、1602年に秋田藩主佐竹義宣の支藩である久保田藩の支城となり、幕末まで佐竹南家の管轄下に置かれた。横手城下町は出羽国南部の物資集散地として発展し、横手川・雄物川の水運を活かした米・木材・鉄の交易が盛んであった。城の石垣は近世改修により整備され、本来の横手城に天守はなく、現在の昭和40年(1965年)に建設された模擬天守である。城内からは眺望が素晴らしく、横手盆地全体と鳥海山を望むことができる。横手市は「かまくら」で全国的に知られる雪国であり、武家文化と農耕文化が融合した独特の地域性を持つ。雪中に行われた武家の鍛錬や刀剣の手入れに関する記録が残り、横手城下の鍛冶職人が秋田杉を利用した鞘・柄材の製作で名を馳せた。
刀剣との関わり
秋田は鉄資源が豊富で、横手城下の鍛冶職人は「秋田打ち」と呼ばれる実用刀を産した。横手城は関ヶ原後に佐竹氏(久保田藩=秋田藩)の所領となり、城代として戸村氏(戸村十太夫家)が明治まで城を預かった。また秋田杉を用いた鞘・柄の製作技術は全国的に評価され、横手は刀装具の産地としても知られた。
見どころ
- 横手盆地を一望する眺望
- 小野寺氏の本拠として100年の歴史
- 秋田打ちの刀剣文化
- 秋田杉を活かした刀装具の産地
- 昭和再建の模擬天守
※開館時間・入場料は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。