※画像はイメージです。小田原城天守閣
Odawara Castle Keep Museum
概要
小田原城天守閣は、神奈川県小田原市に位置する城郭博物館施設であり、中世関東最大の勢力を誇った後北条氏(北条早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直)が100年にわたって拠点とした小田原城の歴史・文化・武具を収蔵・展示する。現天守閣は1960年(昭和35年)に鉄筋コンクリートで再建された外観復元建築であるが、内部は各階テーマ別の本格的な博物館展示スペースとなっており、多くの来館者を集める関東有数の歴史観光施設である。
刀剣・武具の観点からは、小田原相州(そうしゅう)ゆかりの刀工が注目される。室町・戦国時代には小田原北条氏が相州伝の刀工を庇護し、北条氏綱は「綱広(つなひろ)」「綱家(つないえ)」「康国(やすくに)」に太刀を打たせて鶴岡八幡宮に奉納した。小田原城下で鍛刀した康国・康春一門の作は「小田原相州」と呼ばれる。相州伝は鎌倉時代の正宗(まさむね)を頂点とする刀剣史上最も評価の高い流派のひとつであり、天守閣の館内でも甲冑・刀剣・絵図・古文書などの資料が展示されている。
また、天守閣2階では戦国時代の小田原北条氏の足跡を紹介しており、戦国最強の防衛城郭として知られる小田原城の歴史コンテクストと相まって、武家文化の総合的な展示が充実している。天守閣に隣接する「常盤木門SAMURAI館」では甲冑・刀剣に特化した体験型展示も実施しており、プロジェクションマッピング「花伐つ鎧」による没入型の武家文化体験と組み合わせることで、小田原城跡公園全体を一大武家文化複合施設として満喫できる。
東京・新宿から電車で約90分、箱根・熱海への観光動線上にも位置する小田原城は、首都圏から最もアクセスしやすい関東の城郭刀剣観光地のひとつとして高い人気を誇る。
見どころ
- 小田原相州ゆかりの刀工 — 北条氏綱が綱広・綱家・康国に太刀を打たせるなど後北条氏が庇護した、正宗の後継系譜たる相州伝の地域的展開
- 後北条氏の展示と甲冑・刀剣 — 天守閣2階で戦国時代の小田原北条氏の足跡を紹介し、館内やSAMURAI館で甲冑・刀剣類も展示
- 常盤木門SAMURAI館との連携 — 天守閣+SAMURAI館で甲冑・刀剣の体験型展示を両軸で満喫。プロジェクションマッピング「花伐つ鎧」で武家文化に没入
- 首都圏からのアクセス — 東京・新宿から約90分、箱根観光の出発点に位置する城郭博物館
- 小田原城総構(そうがまえ)の史跡 — 日本最大規模の城下町全体囲郭を持つ城跡の空間体験。小田原城址公園全体を武家都市として把握できる
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。