※画像はイメージです。小田原城天守閣
Odawara Castle Keep Museum
概要
小田原城天守閣は、神奈川県小田原市に位置する城郭博物館施設であり、中世関東最大の勢力を誇った後北条氏(北条早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直)が100年にわたって拠点とした小田原城の歴史・文化・武具を収蔵・展示する。現天守閣は1960年(昭和35年)に鉄筋コンクリートで再建された外観復元建築であるが、内部は各階テーマ別の本格的な博物館展示スペースとなっており、年間60万人を超える来館者を集める関東有数の歴史観光施設である。
刀剣・武具の観点から最も注目されるのは、小田原相州伝(そうしゅうでん)ゆかりの刀剣コレクションである。室町・戦国時代に小田原北条氏に招聘された刀工「義助(よしすけ)」「綱広(つなひろ)」「綱家(つないえ)」ら相州伝の系譜を継ぐ名工の作例が収蔵されており、令和4年度には特別展「小田原ゆかりの刀剣」が開催されて高い注目を集めた。相州伝は鎌倉時代の正宗(まさむね)を頂点とする刀剣史上最も評価の高い流派のひとつであり、その地域的正統継承者たる小田原の刀工集団の作品を実物で鑑賞できる点は刀剣愛好家にとって極めて貴重な機会である。
また、北条一族伝来の甲冑類も収蔵しており、戦国最強の防衛城郭として知られる小田原城の歴史コンテクストと相まって、武家文化の総合的な展示が充実している。天守閣に隣接する「常盤木門SAMURAI館」では甲冑・刀剣に特化した体験型展示も実施しており、プロジェクションマッピング「花伐つ鎧」による没入型の武家文化体験と組み合わせることで、小田原城跡公園全体を一大武家文化複合施設として満喫できる。
東京・新宿からJR東海道線で約90分、箱根・熱海への観光動線上にも位置する小田原城は、首都圏から最もアクセスしやすい関東の城郭刀剣観光地のひとつとして高い人気を誇る。
見どころ
- 小田原相州伝ゆかりの刀剣コレクション — 後北条氏に招かれた刀工・義助・綱広・綱家の作例。正宗の後継系譜たる相州伝の地域的展開を実物で辿れる
- 後北条氏の甲冑・武具 — 戦国最強の城郭都市を形成した後北条氏の武家文化を体現する甲冑・武具類の収蔵
- 常盤木門SAMURAI館との連携 — 天守閣+SAMURAI館で甲冑・刀剣の体験型展示を両軸で満喫。プロジェクションマッピング「花伐つ鎧」で武家文化に没入
- 年間60万人来館・首都圏随一のアクセス — 東京・新宿から90分、箱根観光の出発点として日本最大の訪問者数を誇る城郭博物館
- 小田原城総構(そうがまえ)の史跡 — 日本最大規模の城下町全体囲郭を持つ城跡の空間体験。小田原城址公園全体を武家都市として把握できる
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。