※画像はイメージです。箱根神社宝物殿
Hakone Shrine Treasure House
概要
箱根神社は、神奈川県足柄下郡箱根町の芦ノ湖畔に鎮座する関東随一の権現霊山・箱根権現を祀る神社であり、757年(天平宝字元年)の創建以来、東国武士の信仰を集めてきた武神の聖地である。宝物殿は、奈良・平安時代から近代まで1200年以上にわたって奉納された刀剣・甲冑・古文書などを収蔵する施設として、関東の武家刀剣文化を考えるうえで特別な意義を持つ。
最も著名な収蔵刀剣は、源頼朝が当社に奉納したと伝わる太刀(重要文化財)である。源頼朝は箱根権現を深く信仰し、鎌倉幕府創設に至るまでの武家棟梁としての活動の精神的支柱の一つとして当社を崇拝した。奉納された太刀は、武家政権の始祖・頼朝の信仰を物語る一級の歴史資料として、日本刀史のみならず鎌倉時代の武家信仰史においても最重要の位置を占める。
また、徳川家康もこの地を深く信仰し、江戸幕府による箱根権現への厚い保護が行われた。江戸時代を通じて幕府と徳川一門が奉納した刀剣・武具類が宝物殿に収蔵されており、鎌倉から江戸にかけての武家信仰の二大ピークが一箇所に凝集した施設として他に類を見ない。
宝物殿前の芦ノ湖に設置された水中鳥居(「平和の鳥居」)は箱根随一の絶景スポットとして知られており、強羅・仙石原・芦ノ湖を組み合わせた箱根観光の核心部に位置する。刀剣愛好家の視点からも、源頼朝という日本刀文化の歴史における最重要人物の一人との縁を現地で体感できる施設として、一度は訪れる価値がある。
見どころ
- 源頼朝奉納の太刀(重要文化財) — 鎌倉幕府創設者・源頼朝が奉納した日本刀史上最重要の奉納刀剣のひとつ
- 徳川家康ゆかりの武具奉納品 — 江戸幕府の創設者も崇敬した箱根権現への幕府奉納刀剣・甲冑
- 鎌倉〜江戸の二大武家政権の信仰 — 武家政権の二つの頂点が重なる稀有な武家文化の聖地
- 757年創建・1200年の奉納品集積 — 奈良時代以来の武家奉納による日本最古級の刀剣コレクション
- 東国武士の精神的聖地 — 箱根権現として関東武士が最も崇拝した霊山の宝物を直接鑑賞
- 芦ノ湖「平和の鳥居」との絶景 — 日本刀の歴史旅と箱根の絶景観光を同時に体験する最高の立地
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。