※画像はイメージです。北野天満宮宝物殿
Kitano Tenmangu Treasure Hall
概要
北野天満宮は、学問の神・菅原道真公を御祭神とする神社の総本社であり、全国1万2千社余の天神社・天満宮の総本社として知られる。京都市上京区の白梅町に鎮座し、境内には重要文化財の本殿・拝殿・楼門をはじめ、梅苑や地主稲荷社など多くの見どころがある。宝物殿は、道真公ゆかりの文化財から歴代の刀剣奉納品まで、幅広いコレクションを収蔵する施設として刀剣愛好家から特別な注目を集める。
刀剣面での最大の魅力は、「髭切(ひげきり)」と「膝丸(ひざまる)」という平安期から伝わる名刀との縁である。髭切は「鬼切(おにきり)」とも呼ばれ、源氏の家宝として代々受け継がれた太刀であり、正体は伯耆国の刀工・安綱作の鬼切丸とされる。当社に奉納された後「友切丸(ともきりまる)」とも称されるこの名刀は、源氏の棟梁・源頼義・義家・義朝・頼朝へと受け継がれた源氏の霊剣として、刀剣伝説の最重要作のひとつである。重要文化財に指定されており、特別展などで一般公開される機会がある。
また、豊臣秀吉が太閤として催した「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」の舞台でもあり、天正15年(1587年)に境内で開かれたこの大茶会では、秀吉が所持する名刀・名品が公開されたとされる。安土桃山時代の刀剣文化と茶の湯文化が交差した歴史的舞台として、当社は特別な位置を占める。
京都観光の定番エリア(二条城・金閣寺・西陣)に近く、地域の神社仏閣と組み合わせた観光コースの中心として機能している。毎月25日の「天神市(天神さんの市)」では骨董品・古道具の露店が境内に並び、稀に刀装具・刀剣関連品も出品されることがある。
見どころ
- 重文「髭切(友切丸)」 — 源氏の霊剣・平安期の名太刀、源頼朝奉納と伝わる刀剣伝説の筆頭作
- 「膝丸」との源氏兄弟刀 — 渡辺綱ゆかりの「鬼切」「蜘蛛切」と並ぶ源氏霊剣コレクション
- 北野大茶湯(1587年)の舞台 — 豊臣秀吉の刀剣・茶器コレクションが一堂に会した安土桃山の祝祭の地
- 歴代刀剣奉納品の収蔵 — 武家・公家・天皇家が奉納した刀剣類を収蔵する1000年の刀剣文化の集積
- 毎月25日の天神市 — 京都最大の骨董市、刀装具・拵関連品が出品されることがある
- 金閣寺・二条城・西陣との文化観光 — 京都上京区の文化スポットと組み合わせた刀剣巡礼コース
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。