※画像はイメージです。粟田神社
Awata-jinja Shrine
概要
粟田神社(あわたじんじゃ)は、京都市東山区の粟田口に鎮座する古社であり、876年(貞観18年)の創建と伝わる。東海道・中山道の京都入口に位置することから旅行・旅人の守護神として篤い信仰を集めてきた。スサノオノミコトとオオナムチノミコトを主祭神とし、厄除け・縁結び・病除けのご利益で知られる。日本刀の世界では、境内末社「鍛冶神社」が国宝・三日月宗近を鍛えた刀工と刀剣乱舞の聖地として特に著名である。
鍛冶神社と祭神の刀剣
境内の鍛冶神社(かじじんじゃ)には、三柱の神が祀られている。 - 天目一箇神(あめのまひとつのかみ) — 製鉄・鍛冶の神 - 三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか) — 平安時代の刀工。天下五剣筆頭・国宝「三日月宗近(みかづきむねちか)」を鍛えた名匠。三日月宗近は現在、東京国立博物館に所蔵される - 粟田口吉光(あわたぐちよしみつ) — 「短刀の名手」として名高い鎌倉時代の刀工。薬研藤四郎・後藤藤四郎・厚藤四郎など、刀剣乱舞登場の名短刀を多数作成した
宗近はまた、一条天皇の勅命で剣を打つ際に稲荷の神霊に相槌を打ってもらい「小狐丸(こぎつねまる)」を鍛え上げたという伝説でも知られる(能「小鍛冶」の題材)。境内摂社の北向稲荷神社に祀られる雪丸稲荷は、このとき相槌を打った稲荷と伝わる。粟田神社ではこうした刀剣伝説の舞台として、三日月宗近・小狐丸・一期一振ゆかりの刀剣御朱印を授けてきた。
京都刀剣御朱印めぐり
粟田神社は「京都刀剣御朱印めぐり」の4社(建勲神社・粟田神社・藤森神社・豊国神社)のひとつであり、2015年から不定期に開かれるこのめぐりの期間には、同社で国宝「三日月宗近」および「小狐丸」「一期一振」の刀剣御朱印が授与される。刀剣乱舞ファンの最重要聖地のひとつとして、ゲームのキャラクター「三日月宗近」「小狐丸」「一期一振」「粟田口の兄弟」ゆかりの地として国内外から多くの来訪者が訪れる。
境内・見どころ
東山・三条通沿いに一之鳥居を構え、坂を上ると本殿・拝殿に至る。参道の中腹に鍛冶神社が鎮座しており、刀剣乱舞の刀剣男士ゆかりの絵馬や奉納品が多数掲げられる。境内奥には粟田神社の末社が点在し、秋の粟田祭(あわたまつり)では剣鉾渡御(けんほことぎょ)が行われる。
アクセス
市バス「神宮道」下車、徒歩約5分。地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩約7分。授与所受付時間は8:30〜17:00。
見どころ
- 鍛冶神社 — 国宝「三日月宗近」を鍛えた三条小鍛冶宗近と粟田口吉光を祀る、日本刀の源流を辿る末社
- 三日月宗近・小狐丸・一期一振ゆかりの御朱印 — 天下五剣筆頭・三日月宗近の刀工ゆかりの地で授与される刀剣御朱印
- 刀剣乱舞の最重要聖地 — 三日月宗近・小狐丸・一期一振・粟田口の兄弟ゆかりの刀工を祀り、国内外から来訪者が集う
- 京都刀剣御朱印めぐり参加社 — 建勲・粟田・藤森・豊国4社めぐりの拠点のひとつ
- 876年創建の旅人守護の古社 — 東海道・中山道の京都口に位置する平安時代の古社
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。