※画像はイメージです。平等院鳳翔館
Byodoin Museum Hoshokan
概要
平等院と鳳翔館の概要
平等院は永承7年(1052年)に藤原頼通が父・道長の別荘を寺院に改めたもので、翌永承8年(1053年)に阿弥陀堂(鳳凰堂)が建立された。鳳凰堂は創建以来の姿をほぼ完全な形で今に伝える世界遺産・国宝の建築物であり、十円硬貨にも描かれた日本を代表する歴史的景観として世界に知られている。2001年(平成13年)に開館した鳳翔館は、鳳凰堂の仏像・仏画・鳳凰・雲中供養菩薩像などの宝物を最先端の環境制御設備のもとで保存・展示するために建設された博物館である。
武具の奉納と平安の刀剣
鳳翔館には、平等院鳳凰堂の造営に深く関わった平安貴族・武士たちが奉納した武具・刀剣類も収蔵されている。平安時代後期の社会においては、仏に対する帰依と武力への希求が一体となった信仰形態が広まっており、寺社への刀剣の奉納はその典型的な表れであった。平安末期から鎌倉初期にかけての奉納太刀の遺品は、日本刀の草創期にあたる最も古い時代の作例として、刀剣史研究において極めて重要な位置を占める。緻密な鍛え肌と優美な姿を持つ古刀の断片・刀装の残欠は、千年の時を超えて当時の金工技術の高さを証明している。
国宝の仏像群
鳳翔館の主要展示は国宝の仏像群である。鳳凰堂の阿弥陀如来坐像(定朝作)に侍る「木造雲中供養菩薩像」52体(そのうち26体が鳳翔館に展示)は、平安時代の仏像彫刻の最高傑作として国際的に高く評価されている。雲に乗って舞い降りる菩薩たちが奏でる楽器(琵琶・琴・笛・太鼓など)は、極楽浄土の音楽的世界観を造形したものであり、その繊細な表現は見る者の心を深く揺さぶる。
宇治の歴史文化
宇治は抹茶の産地として世界的に知られるとともに、源氏物語の舞台「宇治十帖」の地としても著名である。平等院鳳翔館と合わせて、宇治上神社(世界遺産・現存最古の神社建築)・宇治市源氏物語ミュージアムを訪れることで、平安文化の全貌を深く体感できる一日旅が実現する。京都駅から20分という至便なアクセスも魅力のひとつである。宇治茶のティーハウスでの抹茶体験と組み合わせ、平安の雅を全身で感じてほしい。
見どころ
- 国宝「木造雲中供養菩薩像」26体──鳳凰堂の阿弥陀如来に侍る菩薩像群。雲上で楽器を奏でる繊細な彫刻は平安仏像彫刻の最高傑作として国際的に評価
- 世界遺産・国宝鳳凰堂(1053年建立)との一体的観覧──十円硬貨のデザインで知られる鳳凰堂。最新の保存環境のもと宝物を展示する鳳翔館との組み合わせで平安文化を総覧
- 宇治上神社・源氏物語ミュージアムとの組み合わせ──現存最古の神社建築(世界遺産)・源氏物語「宇治十帖」の舞台と合わせた宇治一日観光で平安文化を深く体感
- 京都駅から20分のアクセスと宇治茶文化──抹茶の産地・宇治の茶文化との融合。鑑賞後に老舗茶屋で抹茶と宇治スイーツを楽しむ極上の文化体験
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。