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日本刀史に燦然と輝く名刀たちの物語をご紹介します
名将たちが愛した刀剣の物語
名城に秘められた刀剣文化の歴史
天下に名を轟かせた名工たちの業績
日本刀の知識を深める読み物
童子切安綱・鬼丸国綱・三日月宗近・大典太光世・数珠丸恒次の天下五剣を筆頭に、天下三名槍(蜻蛉切・日本号・御手杵)、そして正宗・村正・虎徹・長曽祢興里らが遺した歴史に名を刻む名刀382振りを詳説。各刀の作者・時代・逸話・現在の所蔵先まで網羅しました。
日本刀の中でも最高峰とされる五振りの名刀
日本の槍の最高峰とされる三振りの名槍
天下に名を轟かせた伝説の刀剣・槍
Dōjigiri Yasutsuna
伯耆安綱
童子切安綱(どうじきりやすつな)は、平安時代の名工・伯耆安綱(ほうきやすつな)が鍛えた太刀であり、「天下五剣(てんかごけん)」に数えられる国宝の名品である。天下五剣とは、日本刀の歴史において特に高い評…
Juzumaru Tsunetsugu
青江恒次
## 刀の概要 天下五剣の一振りにして、日蓮宗の開祖・日蓮上人の佩刀として知られる、他に類を見ない宗教的背景を持つ名太刀。刃長約83.9cm、反り約3.0cmという堂々たる太刀姿で、鎌倉時代初期の古太…
Onimaru Kunitsuna
粟田口国綱
## 刀の概要 天下五剣の一振りにして、鎌倉幕府の守護刀として北条得宗家の権威そのものを体現した太刀。刃長二尺五寸八分(約78.2cm)、反り約3.2cmと伝えられ、鎌倉時代初期の太刀としてはやや強い…
Mikazuki Munechika
三条宗近
## 刀の概要 天下五剣の筆頭にして、日本刀の美の極致と称される至高の名刀。刃長二尺六寸四分(約80.0cm)、反り九分(約2.7cm)、元幅九分五厘(約2.9cm)という堂々たる太刀姿でありながら、…
Ōdenta Mitsuyo
典太光世
## 刀の概要 天下五剣の一振りにして、五振りの中でも最も豪壮な体配を誇る迫力の名太刀。刃長二尺一寸七分(約65.8cm)と天下五剣の中ではやや短めであるが、身幅が広く重ねが厚い堂々たる造りは、手に取…
Otegine
五条義助
## 刀の概要 天下三名槍の一つに数えられながら、1945年の東京大空襲で焼失し現存しない悲劇の名槍。穂の長さは約138cm(四尺五寸六分)と天下三名槍の中でも蜻蛉切・日本号をはるかに凌ぐ規格外の大き…
Nihongō
無銘(大和金房派説など諸説あり)
## 刀の概要 天下三名槍の一つにして「日ノ本一の槍」と称される、日本の槍の最高峰に位置する名槍。穂の長さは約79.2cm(二尺六寸一分五厘)に及ぶ堂々たる大身槍で、天下三名槍の中でも最も長い穂を持つ…
Tonbokiri
藤原正真
## 刀の概要 天下三名槍の一つに数えられ、戦国時代最強の武将と名高い本多忠勝の愛槍として知られる伝説的な大笹穂槍。穂の長さは約43.7cm(一尺四寸)で、もとはさらに長かったが磨り上げられて現在の寸…
Tachi by Yukihira of Bungo Province
行平(豊後国)
## 行平——九州最古の刀工にして「日本刀の夜明け」の証人 行平(ゆきひら)は平安時代後期に豊後国(現在の大分県)で活躍したとされる刀工であり、「豊後行平(ぶんごゆきひら)」または「行平」の名で知られ…
Tsuru Ichimonji
福岡一文字(助宗または吉房系)
鶴一文字(つるいちもんじ)は、鎌倉時代前期〜中期(13世紀)に備前国(現・岡山県)で活躍した福岡一文字派の刀工によって鍛えられた太刀であり、重要文化財に指定されている。「鶴一文字」という名は、この太刀…
Hyogo Moriie
守家
## 守家という刀工 守家(もりいえ)は、鎌倉時代中期、建長年間(1249〜1256年)頃より備前国畠田村(現在の岡山県備前市畠田)に住したと伝わる刀工で、備前畠田派の始祖とされる。備前刀の黄金期を…
Beloved Sword of Miyamoto Musashi
伝・金重(美濃)/和泉守藤原兼重(江戸)
## 宮本武蔵の刀の名前——「無銘金重」と「和泉守藤原兼重」 宮本武蔵の刀として名が伝わる代表的な愛刀は二振ある。第一は「刀 無銘 金重(かねしげ)」。南北朝時代の美濃の刀工・金重の作と極められた無…
Kenuki-gata Tachi
不明(古刀期・平安後期〜鎌倉初期)
毛抜形太刀(けぬきがたたち)とは、日本刀の古様(こよう)形式のひとつで、茎(なかご)の中央部分が「毛抜き」(毛抜きピンセット)の形状——すなわち長方形あるいは葉状の透かし孔(すかしあな)——に打ち抜か…
Kitano-Gō
伝郷義弘(越中国)
## 郷義弘極めの打刀 北野江(きたのごう)は、南北朝時代の越中国の刀工・郷義弘の作と極められた打刀である。郷義弘には在銘作が現存せず、本作も大磨上無銘で、茎には金象嵌銘「江磨上 光徳(花押)」が入…
Fukuoka Ichimonji Yoshifusa Tachi
吉房
福岡一文字吉房の太刀(ふくおかいちもんじよしふさのたち)は、備前国福岡(現・岡山県瀬戸内市長船町福岡)を拠点とした一文字派の刀工・吉房(よしふさ、生没年未詳)が鎌倉時代中期に鍛えた国宝の太刀である。一…
Katana by Taikei Naotane
大慶直胤
大慶直胤(たいけいなおたね)は江戸時代後期の復古刀運動を代表する刀工の一人であり、師・水心子正秀の理念をさらに深化させ、多彩な古伝を自在に使いこなした幕末を代表する名工である。出羽(現在の山形県)出身…
Tsurumaru Kuninaga
五条国永
## 刀の概要 平安時代後期の刀工・五条国永の作にして、拵(こしらえ)に描かれた鶴の丸紋から「鶴丸」の号を持つ名太刀。刃長は二尺五寸九分半(約78.6cm)とされ、反りは深く優美な腰反りを描く。身幅は…
Heshikiri Hasebe
長谷部国重
## 刀の概要 へし切長谷部は、南北朝時代の名工・長谷部国重が鍛えた刀で、織田信長から黒田家に下賜された天下の名刀である。刃長二尺一寸三分(約64.6cm)、反り四分、身幅は広く重ねもしっかりとした堂…
Buzen-Gō
郷義弘(越中国)
## 豊前江——郷義弘作と伝わる名物 豊前江(ぶぜんごう)は郷義弘(ごうよしひろ)作と伝えられる刀(無銘)であり、加賀藩主・前田家の「富田江」などと並ぶ「江(郷)」の名物刀剣のひとつとして刀剣史上に名…
Samidare Gō
五月雨江(さみだれごう)は、越中国(現・富山県)で活躍した郷義弘(ごうよしひろ)が鍛えたとされる刀であり、重要文化財に指定されている。郷義弘は正宗十哲の筆頭に数えられる相州伝の後継者であり、その作は「…