立花家史料館
Tachibana Museum
概要
立花家史料館は、筑後柳川を治めた大名・立花家に伝来する美術工芸品を収蔵・公開する史料館である。柳川藩主立花家の別邸「御花」の敷地内に位置し、この敷地全体は国の名勝「立花氏庭園」に指定されている。御花には明治43年(1910年)に迎賓館として建てられた洋風建築「西洋館」と、近代和風の日本庭園「松濤園」が今も残り、史料館はその一角にある。
御花歴史資料館から立花家史料館へ
前身は昭和26年(1951年)に発足した「御花歴史資料館」で、御花の邸内で大名道具の展示公開を始めた。平成6年(1994年)、文化財をより適切に保存・展示できる専用施設として「御花史料館」が新築開館し、平成23年(2011年)に現在の名称「立花家史料館」へ改称した。平成25年(2013年)12月からは財団法人立花財団(翌年公益財団法人として認定)が運営を引き継いでいる。
藩祖・立花宗茂
藩祖・立花宗茂(1567〜1642)は豊後大友氏の家臣・高橋紹運の長男として生まれ、大友家臣立花道雪の養嗣子となった。豊臣秀吉の九州平定における武功により筑後柳川の大名に取り立てられ、関ヶ原の戦い後に一時改易されながらも旧領柳川へ大名として復帰した稀有な経歴を持つ武将として知られる。
収蔵する刀剣・甲冑
史料館の収蔵品は柳川藩主立花家に伝来した美術工芸品を中心に約5,000点にのぼり、国宝1点・重要文化財1点を含む。刀剣では国宝の短刀(銘吉光)、重要文化財の剣(銘長光)に加え、雷を斬ったという伝承を持つ脇指「雷切丸」を所蔵する。これに加えて、初代宗茂をはじめとする歴代藩主が着用した甲冑が並び、江戸時代を通じて柳川を治めた大名家の武家文化を体感できる構成となっている。
見どころ
- 国宝 短刀 銘吉光 —— 立花家伝来の在銘刀
- 重要文化財 剣 銘長光
- 脇指「雷切丸」―― 雷を斬ったという伝承を持つ立花家の名刀
- 初代藩主立花宗茂ら歴代藩主の甲冑
- 国指定名勝「立花氏庭園」内の洋風迎賓館「西洋館」と日本庭園「松濤園」
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。