※画像はイメージです。佐賀県立博物館
Saga Prefectural Museum
概要
佐賀県立博物館は、明治百年記念事業として昭和45年(1970年)に開館した佐賀県立の総合博物館であり、佐賀城跡に隣接する佐賀県立美術館と施設を共有する。自然史・考古・歴史・美術工芸・民俗の各分野にわたり資料を収集し、常設展「佐賀県の歴史と文化」の中で紹介している。開館以来半世紀以上にわたり佐賀の歴史文化を伝える中核的な文化施設として地域に根付いている。
肥前刀コレクション
当館の常設展示の中核をなすのが「肥前刀」部門である。肥前刀は、佐賀藩(鍋島家)の御用鍛冶を務めた初代忠吉(1572〜1632年)を祖とする刀工一派の作刀群であり、江戸時代の刀剣格付け書で最上位の「最上大業物」に列せられるなど、切れ味と美観の両面で高い評価を確立した。佐賀藩は将軍家・諸大名への贈答刀としても肥前刀を活用しており、当館は初代忠吉の作刀を含む肥前刀コレクションを体系的に収蔵する。過去には初代忠吉作18振を一堂に集めたコレクション展を開催するなど、肥前刀研究・普及の拠点としての役割を担っている。国指定文化財も多数収蔵しており、地域の刀剣史を一次資料から学べる貴重な場となっている。
企画展・コレクション展
常設展示に加え、「肥前刀のいろは」「肥前刀の技と美」など、肥前刀の歴史と魅力を分かりやすく紹介するコレクション展を定期的に開催している。初代忠吉から二代忠広、及び門下の正広へと続く肥前刀の技術継承を、古刀期から江戸・明治期に至る作例を通じて辿ることができる。刀剣を題材にした人気コンテンツとのコラボレーション展示が行われたこともあり、幅広い層の来館者に肥前刀の魅力を伝えている。
アクセスと利用案内
佐賀城跡公園に隣接し、佐賀市中心部からアクセスしやすい立地にある。開館時間は9時30分から18時まで、常設展の観覧料は無料(企画展は別料金)。月曜休館(祝日の場合は翌日)、年末年始も休館する。
見どころ
- 肥前刀コレクション(初代忠吉ほか) ── 佐賀藩御用鍛冶・初代忠吉(1572-1632)を祖とする肥前刀を常設展示。最上大業物に列せられた切れ味と美観を誇る刀剣群を無料で観覧可能
- 初代忠吉作18振の一挙公開実績 ── 現存する初代忠吉作18振を一堂に集めたコレクション展を開催した実績を持ち、肥前刀研究の中核拠点として機能
- 定期開催のコレクション展 ── 「肥前刀のいろは」「肥前刀の技と美」など、初代忠吉から二代忠広・門下正広への技術継承を辿る企画展を継続的に開催
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。