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日本刀の知識と文化をお届けします
日本刀製作の中核技術である折り返し鍛錬の工程と科学的意義を解説する。玉鋼の不純物除去・炭素均一化・繊維組織形成のメカニズム、折り返し回数と組織の関係、皮鉄と心鉄の組み合わせ構造(合わせ技)、そして折り返しが生み出す地肌模様(板目・杢目・直目・綾杉)の形成原理まで詳述する。
日本刀の外装(拵え)を構成する金具を専門に製作する職人の世界を解説する。刀身と柄をつなぐ鎺(はばき)、鞘口の鯉口(こいぐち)、鍔(つば)、目貫(めぬき)、小柄(こづか)などの金具師の技術体系と製作工程、そして現代における需給状況と職人の育成課題を整理する。
日本刀の最大の特徴である刃文(はもん)を生み出す焼き入れ(やきいれ)の工程と科学を解説する。土置き(つちおき)から水焼きまでの手順、マルテンサイト変態の原理、刃文の種類(直刃・互の目・丁子・湾れ等)と各流派の個性、焼き入れ失敗のリスクと「焼き刃(やきば)土」の役割まで詳述する。
日本刀コレクターが知るべき保険と鑑定価格の実務を解説する。動産保険・美術品保険の仕組み、保険金額の決め方、正式鑑定書の役割、火災・盗難・地震に対するカバレッジの注意点を詳述する。
日本刀の切先(きっさき)と帽子(ぼうし)の形状分類を解説する。小切先・中切先・大切先・猪首切先の比較、帽子の種類(小丸・大丸・返り浅い/深い・乱れ帽子・掃き掛け等)と時代的変遷、切先形状から読み取れる時代判定の方法、現代刀匠による切先の設計論まで体系的に整理する。
日本刀の価値を最終的に決定する研ぎ師(砥師)の仕事を体系的に解説する。下地研ぎから仕上げ砥まで7段階以上の研磨工程、使用する砥石の種類と特性、本阿弥家を源流とする研ぎの系譜、そして現代の資格制度と需給状況まで幅広くカバーする。
日本刀を長期間良好な状態で保存するための環境管理を解説する。適切な温湿度の範囲、刀箱・刀袋の選び方、丁子油と打粉の使用頻度・方法、カビ・サビの発生メカニズムと予防法、専門業者への委託保管という選択肢も含めて体系的に整理する。
現代日本における刀匠免許制度の全体像を解説する。文化庁の刀匠認定試験、各都道府県刀剣業組合への登録、全日本刀匠会の組織構造、そして最高位「無鑑査」に認定されるまでの技術審査基準について体系的に整理する。
戦国時代に爆発的に拡大した刀剣需要と、それに応えた生産体制の変容を解説する。数打ち物(かずうちもの)と注文打ちの差異、足軽層への武装普及、備前長船・三原・相州等の集産地生産体制の特徴を分析する。
第二次世界大戦期の日本軍刀(昭和軍刀)の種類と製造体制を解説する。将校用の九四式・九八式、下士官用の九五式の構造的差異、靖国刀工・陸軍受命刀工・民間刀工の役割分担、終戦後のGHQ没収と生き残った軍刀の現状を体系的に整理する。
太刀と打刀の形態的・用法的差異を体系的に解説する。刃の向き(太刀は刃下げ、打刀は刃上げ)、帯び方の違い(太刀は佩く・打刀は差す)、反りの位置(腰反り・中反り・先反り)と戦闘スタイルとの関係、時代による移行過程を整理する。
日本刀の原料である玉鋼(たまはがね)の製造工程と、それを生み出す「たたら製鉄」の技術体系を解説する。砂鉄から玉鋼を生産する踏鞴(たたら)の仕組み、3日3晩の連続操業、けら場(炉)の構造、玉鋼の選別と炭素含有量の管理、現代唯一の生産拠点・日刀保たたらまで詳述する。