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日本刀の知識と文化をお届けします
織田信長・豊臣秀吉の刀剣コレクション、名物刀の成立過程、豪華な拵文化、千利休と武家の刀への美意識の変化を当時の史料から解説する。
備前長船(おさふね)は日本最大・最長の刀剣産地であり、景光・兼光・長義・元重ら名工が700年にわたって丁子刃文・備前伝の技術を伝えた。鎌倉時代の黄金期から戦国の大量生産・廃刀令後の再建まで、長船派の全歴史を通観する。
廃刀令から150年。現代の鍔師・刀装具作家たちは、失われかけた伝統技術を継承しながら、現代的な表現を模索している。全国の現代金工師の現状、学習・修行の実態、国内外の展示・市場での評価、伝統と革新のバランスについて解説する。
太平の世が訪れた江戸時代前期(17世紀)、鍔は武器の附属品から芸術工芸品へと本格的に転換した。武家の刀装具需要を背景に、肥後金工・後藤家・正阿弥派など個性的な流派が競い合い、鍔芸術の黄金時代が幕を開ける。
江戸後期(19世紀初頭〜幕末)の「新々刀(しんしんとう)」期は、刀剣技術の第二の黄金時代と呼ばれる。水心子正秀が提唱した古刀復興運動が起点となり、大慶直胤・源清麿・固山宗次といった天才刀匠たちが古法(こほう)に基づく革新的な刀を生み出した。
元禄文化と武士の美意識の変容、新刀産地の形成、虎徹・真改など新刀名工の業績、刀装具文化の爛熟を通じて、平和の時代が日本刀の芸術化をいかに推進したかを解説。
大阪の月山派は古来の綾杉肌(あやすぎはだ)を特徴とする著名な流派だ。月山貞勝・月山貞一(2代)は昭和の軍刀時代にも工業鋼材を使わず伝統を守り、戦後の人間国宝認定へと至った。月山派の技術と昭和における活動を解説する。
終戦後のGHQ占領下で没収された日本刀は数百万振りに及ぶとされる。その一部は海外コレクターのもとに渡り、現在も帰還が続いている。帰還刀剣の市場価値、鑑定上の課題、そして返還活動の現状を業界視点から解説する。
室町時代に後藤祐乗(ゆうじょう)が創始し、幕末まで17代にわたって続いた後藤家は、日本刀装具制作の最高権威だ。「後藤彫(ごとうぼり)」と呼ばれる赤銅・金の精緻な彫りと統一デザイン体系、後藤家具(ごとうやぐ)の概念を詳しく解説する。
明治9年(1876年)に発布された廃刀令は、武士が帯刀する権利を剥奪し、日本の刀剣文化を根底から揺るがした。廃刀令の背景・内容・影響、そして日本刀が芸術品として生き残った経緯を詳しく解説する。
日本刀の刃紋(はもん)は、焼き入れによって生まれる刃境の模様であり、刀の美的価値と機能性を決定づける。直刃・湾れ・丁子・互の目など主要な刃文の種類から、その鑑賞法・流派別の特徴まで詳しく解説する。
平安時代中期から後期(9〜12世紀)にかけて、日本の刀剣文化は劇的な変革を迎えた。直刀から反りを持つ太刀への移行、源氏・平氏という武家勢力の台頭、前九年・後三年の役、そして保元・平治の乱を経て、日本刀は武士のアイデンティティの核心へと高まっていった。