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日本刀の知識と文化をお届けします
平安末期から鎌倉時代にかけて、日本刀とともに誕生した最初期の鍔(つば)。装飾より機能を重視した武骨な鉄製円盤から、時代とともに形と意匠が洗練されていく過程を歴史的・工芸的視点から解説する。
日本刀の拵えに付属する小柄(こづか)と笄(こうがい)は、武士の日常的な小道具でありながら、金工芸術の最高傑作を生み出した分野でもある。その歴史・構造・名工・鑑賞法・収集価値を解説する。
草薙剣は、天照大神・素戔嗚尊・ヤマトタケルの物語に登場する日本神話最強の神剣であり、三種の神器のひとつ。その神話的起源、歴史上の事件、現在の所在(熱田神宮)、そして刀剣文化との関係を多角的に解説する。
江戸中・後期(18〜19世紀)は奈良金工・横谷宗珉ら個性派の登場で鍔装飾が頂点を極めた。やがて明治の廃刀令(1876年)は刀装具文化を激変させ、鍔は「武器の附属品」から「純粋な美術工芸品」へと完全に転換する。
鎌倉時代の最高峰の刀工・正宗(まさむね)の弟子たちは「正宗十哲(まさむねじってつ)」と称され、それぞれが各地に相州伝を広めた。郷義弘・左文字・江義弘・兼氏・金重・長谷部ら十人の個性・出自・現存作品を詳しく解説する。
廃刀令以降に途絶えかけた伝統技術の保存運動、GHQ占領下の刀剣規制と登録制度の成立、現代刀匠養成システム、文化財としての日本刀再定義までの戦後70年を辿る。
1876年の廃刀令後、日本刀は「武器」から「美術品」へと急速に位置づけが変わった。明治・大正期(1868〜1926年)に活躍した愛刀家・保存団体・博覧会での展示が、日本刀を近代的な文化財として再定義した過程を詳しく解説する。
昭和期の軍刀(将校用・九五式)に興味を持つコレクター向けに、入手から保管・鑑定・法的登録まで必要な知識を整理する。2026年現在の銃刀法対応、NBTHK鑑定の活用法、相場感を専門家視点でまとめる。
日本刀の性能と美を決定づける焼き入れ(焼き入れ・焼き戻し)は、伝統的な「土置き焼き入れ」と昭和刀の「均一焼き入れ」で根本的に異なる。その技術的差異、生み出される特性の違い、そして現代冶金学から見た評価を解説する。
昭和期の軍刀需要を支えたのは刀身製造だけでなく、拵え(鞘・柄・鍔などの外装)を担う職人産業であった。軍規格の拵えを量産した職人たちの実態、伝統技法の維持、そして戦後への技術継承について解説する。
日本刀の研磨(研ぎ)は刃文・地肌を最大限に引き出す高度な技術だ。昭和期の研師たちは、伝統鍛造刀と工業刀が混在する時代に独自の課題に直面した。軍刀研磨の実態と、現代の昭和刀修復研磨について解説する。
日本刀の鞘は伝統的に漆塗りで仕上げられてきたが、昭和の軍刀では「革張り鞘」が標準化された。この変化の技術的・実用的理由と、漆塗り技術が廃れることなく現代に引き継がれた背景を解説する。