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日本刀の知識と文化をお届けします
目貫師(めぬきし)は日本刀の柄に取り付ける小型の金属装飾・目貫(めぬき)を専門に制作する金工職人。江戸期に芸術化した目貫の役割、後藤家などの流派、高彫りや象嵌といった精密な制作技法、そして伝統工芸としての現代的課題までを総合的に解説する。
応仁の乱(1467〜77年)を境に、戦国時代の主役となった「足軽」の武装実態を解明する。足軽が実際に携行した刀の種類・品質・入手経路と、数打ち刀(大量生産刀)の普及が刀剣業界にもたらした構造変化を時代史とともに論じる。
日本刀は国内の贈答品にとどまらず、室町期から江戸期にかけて外交の道具として活用された。将軍家が朝鮮・明・琉球・オランダへ贈った刀剣外交の実態と、その慣習が現代の贈答文化に残す影響を解説する。
刀工名鑑(めいかん)とは刀工の名前・号・産地・時代・系譜を体系的に記した参考書で、同じ銘の別人混同を防ぎ、銘から刀工を特定する際に必携のツール。銘字読解から流派系譜・産地比較まで、刀工を調べるプロの手順を解説する。
日本刀の錆はすべてが害悪ではない。うぶ錆(古刀の健全な錆)・赤錆(腐食錆)・黒錆(安定錆)の化学的成分・生成条件の違いと、研師・保存家が用いる錆処理・防錆技術を科学的に解説する。
現代科学が日本刀の内部構造と製法を解明しつつある。X線透過・CT断層撮影・蛍光X線元素分析が発見した、肉眼では見えない鍛造の秘密と真贋鑑定への応用を解説する。
本州五箇伝の陰に隠れがちな四国の刀剣文化を掘り起こす。阿波・讃岐・土佐・伊予の各国における刀工の系譜・産地の特徴・現存する名刀を地域別に解説する。
刀剣商が刀を査定する際、登録証の確認・真贋鑑定・状態評価・市場価格判断という四段階のプロセスを実行する。地鉄(じがね)や刃文(はもん)、銘(めい)などの鑑定ポイントから、買い取り価格の決定までの専門的評価プロセスを詳しく解説する。
現代の刀匠が師匠の元で修業を終え、独立して自分の鍛冶場を持つまでには、文化庁の資格認定・師匠との関係清算・設備投資・収入確保という複数のハードルがある。独立開業の実態と刀工コミュニティにおける慣習を解説する。
玉鋼がたたら製鉄から直出では刀剣に使用不可な理由と、刀匠による「おろし鉄(卸し鉄)」と呼ぶ精錬工程を解説。スラグ除去・炭素均質化・皮鉄(かわがね)と心鉄(しんがね)の選別を通じて、日本刀の品質が規定される素材管理の実務知識を網羅する。
日本刀の原型の一つとも言われる「刀子(とうす)」は、奈良時代の宮廷文化と深く結びついた小型刃物である。正倉院に収蔵された刀子から現代の骨董市に出回る品まで、その歴史・用途・工芸的価値を詳解する。
日本刀の焼き入れ(水焼き)において、水の温度だけでなく硬度・pH・溶存酸素量が刃文の形成に影響することが現代科学で明らかになりつつある。刀工の経験則と現代の水質科学を統合して解説する。