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日本刀の知識と文化をお届けします
研師(とぎし)の修行制度・師弟関係による技術習得過程・天然砥石の種類と使い方・NBTHKによる技術認定制度を詳解。現代の後継者不足問題と収入実態も踏まえた職業としての実像を描く。
日本刀の刃文を決定する焼き入れ前の土置き工程を詳解。焼き土の配合素材・土置きのパターン設計・急冷によるマルテンサイト変態の科学的メカニズム・五ヵ伝ごとの土置きスタイルの違いを掘り下げる。
日本刀の刃文(はもん)製作過程で発生する欠陥——「沸え崩れ(にえくずれ)」「肌崩れ(はだくずれ)」「刃切れ(はぎれ)」——の発生メカニズムと防止技術を解説。それぞれの欠陥が刀の強度・美観・価値に与える影響、熟練刀工がどのように温度管理・土置きの精度・焼き入れ媒体選択によって欠陥を回避するか、そして欠陥の発見と鑑定への影響を詳述する。
日本刀の刀身に「彫り物(ほりもの)」——倶利伽羅龍・梵字・樋・剣巻き龍・草花文様等——を施す専門職人「彫り物師(ほりものし)」の技術と歴史を解説。刀工が自ら彫る場合と彫り物師が専門的に担当する場合の違い、使用される道具(鑿・小刀・金床)と彫刻技法(毛彫り・肉彫り・丸彫り)、主要な彫り物の種類と宗教的・美術的意義、そして近代以降の継承状況を解説する。
平安中期に勃発した「承平天慶の乱」——東国では平将門の乱(939年)、西国では藤原純友の乱(939〜941年)が同時並行して展開した。この二つの反乱が東国・西国武士団の刀剣文化に与えた影響、当時の刀剣形態(上古刀末期から古刀草創期)、武士が「刀を主武器とする戦士」として確立する転換点としての位置づけを解説する。
日本刀鍛造に使用される鍛冶道具の全体像を詳解。「槌(つち)」の種類と使い分け(大槌・小槌・木槌)、「金床(かなとこ)」の材質と形状、「鞴(ふいご)」の仕組みと空気量の管理、「焼水(やきみず)」の水質・水温・容器、および鍛冶場(かじば)の設計原則を、刀匠の技術の観点から解説する。
古墳時代(3〜7世紀)に王侯・豪族の墓に副葬された刀剣の歴史を詳解。藤ノ木古墳(奈良)・稲荷山古墳(埼玉)など代表的な発掘例から、副葬刀剣の種類・数量・配置の意味、王権の権威を示す武器としての刀剣の役割、および大陸(中国・韓半島)文化の影響を解説する。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)が実施する刀剣審査(shinsa)の内部業務を解説。審査委員の選定基準・審査会の実施形式(審査員の目通し手順・意見形成・投票方式)・各等級(特重刀剣・重要刀剣・特別保存刀剣・保存刀剣)の認定基準と判定プロセスを、業界関係者の視点から詳述する。
日本刀鑑定の最高権威として君臨した「本阿弥家」の歴史を詳解。室町幕府から徳川将軍家に至る御用鑑定師としての役割、「正真書(しょうしんがき)」と呼ばれる鑑定書の制度、家元制による技術継承、そして現代における本阿弥流鑑定の位置づけを解説する。
十手(じって)とは刀を受け止める鉤付きの鉄棒で、与力・同心・岡っ引きが用いた江戸の捕り物道具。鉄扇(てっせん)とは鉄骨を持つ扇形の護身武器。両者の構造・種類・房の色の意味から、万力鎖・刺股などの捕縛具、現代の銃刀法・軽犯罪法上の扱いまで刀剣史の観点から解説する。
日本刀の柄(つか)を専門に制作・修復する「柄巻師(つかまきし)」の技術体系を詳解。使用する素材(鮫皮・絹糸・綿糸・革)の種類と選定基準、「諸捻り巻き」「蛇腹巻き」「平巻き」など巻き方の種類と機能的差異、師弟制度・修業過程、および現代における柄巻師の仕事の実態と課題を解説する。
室町時代に成立した「打刀(うちがたな)」の拵え(こしらえ)が、江戸時代を経て幕末に至るまでどのように変遷したかを詳解。太刀拵えとの構造的差異、室町・桃山・江戸前期・元禄・幕末各期における意匠の特徴、素材(漆・金具・鞘木)の選択と階層的差異、および代表的な拵え名称(肥後拵え・江戸拵え・陣太刀拵え等)の特徴を解説する。