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日本刀の知識と文化をお届けします
日本刀装具の中でも特化した職人である「縁頭師(ふちがしらし)」の仕事を詳解。縁(ふち:柄の鍔元側の金具)と頭(かしら:柄の先端金具)を専門に制作する職人の技術——素材(赤銅・四分一・金銀象嵌)・彫刻技法(毛彫り・片切り彫り・高彫り)・江戸時代の流派(後藤家・奈良派・肥後金工)の特徴を解説する。
保元の乱(1156年)と平治の乱(1159年)が日本刀史と武士文化に与えた影響を解説。二つの内乱が源平両氏の台頭を決定的にした経緯、当時の刀剣形態(腰反りの太刀)と実戦的要求、乱に登場した武将たちが使用した刀剣の記録、そして武士階級の刀剣文化が公家社会に浸透した過程を詳述する。
平安初期に製作されたと伝わる名刀「小烏丸(こがらすまる)」の歴史・形態・伝承を解説。「両刃(もろは)と片刃(かたは)の中間形態」という独特の刀身構造、桓武平氏の伝来刀としての来歴、現在の所蔵場所(宮内庁三の丸尚蔵館)と文化財的価値、そして小烏丸が日本刀形成史に占める重要な位置づけを詳述する。
日本刀の茎(なかご)における目釘穴(めくぎあな)の加工技術を詳解。目釘穴の位置決め・穿孔工具・穴の形状(角穴・丸穴)・複数穴の意味、および茎全体の精密仕上げ(鑢目・区・形状)が刀の機能・鑑定・来歴推定にどのような意味を持つかを職人技術の観点から解説する。
南北朝の動乱が生み出した大太刀・野太刀の形態的特徴と戦場での運用を解説。現存する文化財と鑑定ポイントも紹介する。
日本刀市場における「委託販売」の仕組みを詳解。刀剣店がオーナーから刀を預かり、販売成功報酬型で取引する委託モデルの利点・リスク・手数料体系、そして委託者(売り主)が知っておくべき実務知識と注意点をビジネス構造の観点から解説する。
折り返し鍛錬の回数と鋼の層構造・炭素分布の関係を解説。過鍛錬による脆化のリスクと地鉄の「肌」形成メカニズムを科学的に掘り下げる。
刀剣保存の要である白鞘を専門に作る白鞘師の技術・工程・素材選定を解説。後継者問題と文化財修復の役割にも触れる。
日本刀の流通において不可欠な登録証には偽造品が後を絶たない。業界団体・鑑定機関・警察が連携する現代の真贋判定体制とその限界を解説する。
武士の大小制と脇差の社会的役割を解説。刃長による分類、造込みの特徴、現代コレクション市場での評価まで体系的に紹介する。
胴太貫とは室町後期から戦国時代に使われた甲冑切断用の刀剣で、その名称の語源・形態的特徴・代表的な刀工・現代での評価を詳説する。
月山派(がっさんは)の現代における担い手である月山貞利刀匠(奈良県在住)の作風・技術・活動を解説。平安時代から続く月山鍛冶の歴史と「綾杉肌(あやすぎはだ)」の技法、そして月山貞利が現代において月山伝をどのように継承・発展させているかを詳述する。