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日本刀の知識と文化をお届けします
白河上皇から後白河法皇にかけての院政期(1086〜1185年)における刀剣文化を解説。院政権力が刀剣の奉納・収集を制度化した経緯と、源平の動乱が刀剣需要に与えた影響、院政期特有の刀身形態的特徴を紹介する。
「切刃造り(きりはづくり)」の刀身断面形状を詳解。鎧通しや薙刀直しとの関係、南北朝期の歴史的背景、技術的特徴(重ね・刃角度・反りの少なさ)、現存する切刃造り刀剣の鑑賞ポイントまでを網羅する。
薙刀は長柄に大きく湾曲した刀身を備えた日本の刀剣類の一種である。歴史的な変遷と現代武道(なぎなた)での規格・計測基準・形の種類を解説し、刀剣コレクターが知るべき薙刀の鑑賞ポイントを整理する。
日本刀の鑑定書にはNBTHK(日本美術刀剣保存協会)と日刀保(財団法人日本刀剣保存会)の二大機関が存在する。各証書の格付け・審査基準・費用・活用場面を整理し、初めて刀を購入・売却する際の判断材料を提供する。
日本刀の保存用鞘「白鞘(しらさや)」を専門に制作する白鞘師の技法を詳解。朴の木が選ばれる理由、木取り〜内腔削り出し〜接着〜仕上げの全工程、江戸期から現代への変遷、後継者不足の現状まで紹介する。
日本刀の反り(そり)が焼き入れ工程によってどのように形成されるかを科学的に解説。マルテンサイト変態による体積変化・熱応力・土置きパターンの影響、焼き入れ後の反り矯正技術、反り形状が実用性に与える影響を網羅する。
江戸期の株仲間制度から現代の全日本刀剣商業協同組合まで、刀剣商が組織した同業者団体の歴史と機能を解説。本阿弥家との関係、天保改革による解散・再編、明治以降の変遷、現代の課題を概観する。
研師(とぎし)は日本刀の最終的な美を決定する職人であり、砥石の種類・段階・角度の微妙な制御によって刃文・映り・地肌を最大限に引き出す。その仕事の全体像と専門技術の体系を解説する。
日本刀の硬さ・粘り・刃文の科学的根拠を解説。フェライト・パーライト・マルテンサイトという鉄鋼組織の基礎知識から、焼き入れ・折り返し鍛錬の冶金学的意味を理解する。
江戸中期・宝暦〜天明年間(1751〜1789)、田沼意次政権期を中心に、武家社会の刀剣観の変化、刀装具産業の隆盛、新々刀前夜の鍛冶文化を解説。
日本刀の刀装具として鞘に差す笄(こうがい)の歴史的起源、江戸金工による意匠の発展、小柄(こづか)との組み合わせ文化、現存する後藤家・肥後金工の名品を解説。
玉鋼を精錬・整形する「大鍛冶(おおかじ)」と刀身を最終形状に鍛える「小鍛冶(こかじ)」——二工程に分かれた分業制の歴史、技術的意味、現代での変容を解説。