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日本刀の知識と文化をお届けします
美濃国(現岐阜県)の関を中心に栄えた美濃伝は、戦国時代に全国最大の生産量を誇った実用刀の産地。兼元・兼定・兼光ら五ヶ伝の一角を担う刀工集団の技法と歴史を解説する。
両側に刃を持つ「諸刃(もろは)」の刀剣形式を体系的に解説する。古代の剣(けん)から江戸期の両刃脇差・蕨手刀まで、諸刃造りの系譜と各時代の製作背景、神道・仏教との関連、現代のNBTHK鑑定における諸刃刀剣の評価基準を整理する。
南北朝〜室町時代に多様な形式が生まれた長大刀剣——長巻・大薙刀・大太刀——の形態的差異と分類基準を解説する。それぞれの柄と刀身の比率・帯び方・用法の違い、現存する著名遺品の特徴、現代の刀剣研究での分類論争まで体系的に整理する。
長曽祢虎徹(ながそねこてつ)は江戸時代前期に活躍した甲冑師出身の刀工で、相州伝的な激しい沸出来の刃文と重厚な地鉄で江戸新刀最高峰の評価を受ける。新選組局長・近藤勇が愛刀としたことで広く知られ、「虎徹」の名は日本刀の代名詞となった。本稿では虎徹の生涯・作刀様式・偽銘問題を詳説する。
Bonhams(英国)、Christie's(米国・パリ)、大阪美術倶楽部の落札実例を基に、日本刀オークションの価格帯・評価基準・国内外市場の差異を具体的に解説する。鑑定書ランク・刀工の知名度・保存状態・来歴が落札価格をどう左右するかを実データで分析。
日本刀の刀身に施される彫刻「ほりもの(彫物)」は、単なる装飾ではなく、護符・呪術的意味・刀工の信仰を刻んだ文化的表現である。倶利伽羅竜・梵字・樋(ひ)・剣巻き龍・不動明王像など主要な彫刻の種類、その彫刻技法(片切り彫り・毛彫り・浮き彫り)、鑑定上の着眼点、時代別の流行を詳述する。
日本刀の基本造形である「鎬造り」を中心に、平造り・切刃造りなど各種造り込みの特徴と機能的意味を解説。刃先から棟まで各部の名称と役割も詳述する。
無形文化財・現代刀匠の世界を解説。重要無形文化財保持者から若手作家まで、現代日本における刀鍛冶の技術継承と現代刀の価値・評価基準を詳述する。
日本刀を海外に発送・持ち込む際の輸入規制を国別に解説する。EU・米国・中国・豪州それぞれの刀剣輸入に関する法律・通関手続き・禁止事項・必要書類を2026年最新情報でまとめる。
親族の遺品から日本刀が出てきた場合の対処法を解説する。銃砲刀剣類所持等取締法に基づく登録証の確認・転居届・登録抹消の手続き、相続税評価における刀剣の扱い、未登録刀剣の発見時の警察への届出義務まで、法的義務を網羅する。
2010年代比1.5〜2倍超の上昇事例あり。保存刀剣20〜80万円・特別保存80〜300万円・重要刀剣300〜2,000万円・特重1,000万〜1億円超の4クラス別にリターン・流動性・リスクを比較。
日本刀の「区(まち)」とは刀身と茎(なかご)の境界に設けられた段差(刃区・棟区)のことで、その形状・深さ・位置から制作時代・研磨歴・使用歴が読み取れる。「区送り(まちおくり)」は研磨によって区が刀身側に後退する現象で、過去の研磨量を示す重要な指標。刃区・棟区の形状分類、時代別の特徴、区送りの測定法と鑑定的意義を解説する。