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日本刀の知識と文化をお届けします
日本刀の切先(きっさき)と帽子(ぼうし)の形状分類を解説する。小切先・中切先・大切先・猪首切先の比較、帽子の種類(小丸・大丸・返り浅い/深い・乱れ帽子・掃き掛け等)と時代的変遷、切先形状から読み取れる時代判定の方法、現代刀匠による切先の設計論まで体系的に整理する。
日本刀の価値を最終的に決定する研ぎ師(砥師)の仕事を体系的に解説する。下地研ぎから仕上げ砥まで7段階以上の研磨工程、使用する砥石の種類と特性、本阿弥家を源流とする研ぎの系譜、そして現代の資格制度と需給状況まで幅広くカバーする。
日本刀を長期間良好な状態で保存するための環境管理を解説する。適切な温湿度の範囲、刀箱・刀袋の選び方、丁子油と打粉の使用頻度・方法、カビ・サビの発生メカニズムと予防法、専門業者への委託保管という選択肢も含めて体系的に整理する。
現代日本における刀匠免許制度の全体像を解説する。文化庁の刀匠認定試験、各都道府県刀剣業組合への登録、全日本刀匠会の組織構造、そして最高位「無鑑査」に認定されるまでの技術審査基準について体系的に整理する。
戦国時代に爆発的に拡大した刀剣需要と、それに応えた生産体制の変容を解説する。数打ち物(かずうちもの)と注文打ちの差異、足軽層への武装普及、備前長船・三原・相州等の集産地生産体制の特徴を分析する。
第二次世界大戦期の日本軍刀(昭和軍刀)の種類と製造体制を解説する。将校用の九四式・九八式、下士官用の九五式の構造的差異、靖国刀工・陸軍受命刀工・民間刀工の役割分担、終戦後のGHQ没収と生き残った軍刀の現状を体系的に整理する。
太刀と打刀の形態的・用法的差異を体系的に解説する。刃の向き(太刀は刃下げ、打刀は刃上げ)、帯び方の違い(太刀は佩く・打刀は差す)、反りの位置(腰反り・中反り・先反り)と戦闘スタイルとの関係、時代による移行過程を整理する。
日本刀の原料である玉鋼(たまはがね)の製造工程と、それを生み出す「たたら製鉄」の技術体系を解説する。砂鉄から玉鋼を生産する踏鞴(たたら)の仕組み、3日3晩の連続操業、けら場(炉)の構造、玉鋼の選別と炭素含有量の管理、現代唯一の生産拠点・日刀保たたらまで詳述する。
短刀(たんとう)の形状による分類を体系的に解説する。平造り・鎬造り・両刃造り・先反り等の造込み別特性、寸延び(すんのび)短刀の定義、鎧通し(よろいどおし)の用途と形状、短刀の時代別典型作例を通じて刀剣種類の基礎を整理する。
戦国最後の覇者・伊達政宗が育んだ仙台の刀剣文化を、愛刀伝承・仙台藩工の系譜・仙台市博物館所蔵品の観点から解説する。東北最大の戦国大名が刀剣に求めたものとは何か、そして今日の仙台でその遺産をどこで見ることができるのかを紹介する。
江戸時代前期(慶長・元和年間)から中期(元禄期)・後期(宝暦〜明和期)にかけての「新刀(しんとう)」の形態的変遷を、元幅・先幅・反り・切先長の計測データで解説する。慶長期の豪壮から元禄期の覇気、宝暦の締まりへという姿の変遷と、江戸(武蔵)・大坂・京(山城)の産地別形態差異、および新刀期特有の「刃区角(はまちかど)」の変化も論じる。
9〜10世紀に成立した日本刀の草創期の姿を、反り・身幅・鋒形状など形態的観点から分析する。腰反り(こしぞり)、細身の元幅・先幅比、小切先(こきっさき)という初期太刀の3大特徴を詳述し、現存する上古刀・古刀初期作例と比較しながらその意義を解説する。