末備前・祐定一門古刀
与三左衛門尉祐定
Yosozaemon-no-jō Sukesada
解説
系統・流派
与三左衛門尉祐定(よそざえもんのじょうすけさだ)は、備前国長船で栄えた末備前・祐定一門に連なる刀工。彦兵衛尉祐定の子と伝わり、文亀年間(1501〜1504)頃から作刀を始め、永正(1504〜1521)・大永(1521〜1528)年間を最盛期として、天文10年(1541)頃までの作が確認されている。
作風
作風は互の目丁子を基調とし、小乱れや小十文字風の刃を交えて刃中が変化に富み、匂口は明るく冴える。地鉄は小板目がよく約み、地沸のついた精良な鍛えとされる。末備前特有の、実戦を意識した頑健さと美観を両立させた作域が特色とされる。
代表作・指定
「刀 銘 備前国住長船与三左衛門尉祐定作」が群馬県高崎市の指定文化財として同市に所蔵されている。作品は業物位列において大業物に位置づけられている。
評価
数多くいる祐定一門の中でも、同時代の五郎左衛門尉清光と並び、末備前・末古刀最上作の二大巨匠の一人に数えられる。師系や個々の逸話については裏付けとなる資料が乏しく、確認できる範囲の事実に限って伝えられている。
代表作
- 刀 銘 備前国住長船与三左衛門尉祐定作(高崎市指定文化財)