※画像はイメージです。備前伝(福岡一文字派後裔)古刀
菅原為遠
Sugawara Tametō
解説
菅原為遠(すがわらためとお)は、鎌倉時代に備前国唐河(現在の岡山県内)に住した刀工で、福岡一文字派の後裔と伝えられる工である。
系統
為遠は福岡一文字派の系譜に連なる工とされ、備前国唐河の地を拠点とした。銘には「備前国唐河住左兵衛尉菅原為遠」「一為遠」「備前国住為遠」などの形式が知られている。
作風
刃文は直刃を主体とし、丁子を交えることもある。刃中には小足が入り、沸・匂が刃縁から切先に向かって働く点に特徴が見られる。
代表作
文保元年(1317年)丁巳三月日の年紀を持つ「太刀 銘 備前国唐河住左兵衛尉菅原為遠」は重要美術品に指定されており、刃長79.5センチの太刀として刀剣ワールド財団に収蔵されている。
評価
福岡一文字派の周辺で活動した唐河の刀工として、年紀と居住地・受領名を明記した在銘作が現存する点で、鎌倉期備前刀工の系譜を具体的に裏づける存在となっている。
代表作
- 太刀 銘 備前国唐河住左兵衛尉菅原為遠 文保元年丁巳三月日(重要美術品)