※画像はイメージです。美濃伝古刀
為継
Tametsugu
解説
系統・流派
為継は越中国に興った刀工で、越中則重の門人、あるいは郷義弘の子とも伝えられる。相州伝の技法を継承した越中鍛冶の系統に連なり、後年は美濃国へ移住して美濃伝の草創に関わった刀工の一人とされる。
作風の変遷と移住
越中で修業した後、応安年間(1375〜1379年)頃に越前から美濃国安八郡赤坂(現・岐阜県大垣市)へ移り住んだと伝わる。金重ら他の移住鍛冶とともに、美濃国における作刀技術の定着・発展に寄与した刀工の一人に数えられる。
代表作
薙刀を後世に刀へ磨り上げた薙刀直しの一振に、応安七年(1374年)の年紀を伴う為継銘の作が現存することが知られる。
評価
為継の伝は史料により異同があり、越中鍛冶としての活動と美濃鍛冶としての活動の両方が伝えられるなど、経歴の詳細には不明な点も多い。志津三郎兼氏や金重らとともに、相州伝の技術を美濃国へ橋渡しした鍛冶の一人として位置づけられている。
代表作
- 薙刀直し刀 銘為継(応安七年紀)