※画像はイメージです。大坂新刀新刀
坂倉照包
Sakakura Terukane
解説
系統・流派
坂倉言之進照包(さかくら ごんのしん てるかね)は、江戸前期の寛文〜貞享頃(1673〜1688頃)に摂津(大坂)で活動した新刀期の刀工である。越前守兼定の門人とされる。
銘と経歴
天和年間(1680頃)までは師と同じ「越前守兼定」の銘を用い、その後は家名の「坂倉」と「言之進」を名乗り、「坂倉言之進照包」と切った。
作風
大坂新刀の典型とされ、津田助広やその子助直が好んだ華やかな濤瀾風(とらんば)の刃文を焼く。地鉄は板目、帽子は大丸、刃は沸出来となる。
評価
佐藤寒山が昭和47年(1972)に鞘書きで、刃文を見事な濤瀾風の出来と評した作が知られる。
関連する刀工
和泉守国貞
大坂新刀(摂津国)。大坂を中心とした上方新刀の伝統を継承し、精緻な地鉄と冴えた刃文で知られる摂津派の流れを汲む。師である堀川国広から受け継いだ鍛冶技術を更に洗練させ、大坂随一の名工として知られた。Izumi no Kami Kunisada
江戸時代前期(17世紀前半〜中期)。大坂新刀の黄金期にあたり、泰平の世における刀剣需要は実用よりも美術工芸品としての側面を強めており、国貞はその時代精神を体現した研磨された技巧で名声を博した。
堀川国広
相州伝系(新刀)Horikawa Kunihiro
桃山〜江戸初期(新刀創成期)
大和守吉道
その他Yamato no Kami Yoshimichi
江戸前期
近江守継廣
越前新刀(越前下坂系)Ōmi no Kami Tsuguhiro
江戸時代中期