太刀国宝
太刀 銘守利
Tachi Signed Moritoshi
別名: 古青江守利
解説
「太刀 銘守利」は、備中国(現・岡山県西部)の古青江に属し、古青江の中でも妹尾(せのお)の地で鍛刀した刀工・守利の代表作とされる国宝太刀である。刃長74.1センチ、反り2.2センチ。地鉄は板目に杢目が交じり、いわゆる縮緬肌と評される精緻な肌合いを示す。刃文は小乱に丁子が交じり、腰反り深く細身で優美な姿をたたえる。 守利は古青江を代表する刀工の一人でありながら、現存する在銘作がきわめて少なく、作域の全貌をうかがい知る手掛かりに乏しい刀工でもある。本作はその貴重な現存作の一つであり、史料としての希少性と地刃の出来の良さを併せ持つことが高く評価され、国宝に指定された。 個人の所蔵として伝わっており、公開の機会は限られるものの、古青江派研究における基準作の一つとして刀剣史のうえで重要な位置を占めている。
逸話・伝説
守利の在銘作は現存がきわめて稀少であり、本作はその希少性と地刃の出来の良さを併せ持つことから、史料的価値の高さが評価されて国宝に指定された。