※画像はイメージです。太刀国宝
太刀 銘 国行(当麻)
Tachi Signed Kuniyuki (Taima)
別名: 当麻国行・当麻派の祖・福山藩阿部家伝来
解説
大和五派・当麻派の祖国行
太刀 銘 国行(当麻)は、鎌倉時代中期から後期にかけて大和国(現・奈良県)で当麻派を興した刀工国行の作で、東京都墨田区の刀剣博物館が所蔵する国宝。刃長69.8センチ。1954年(昭和29年)3月20日に国宝指定された。当麻派は千手院・手掻・保昌・尻懸と並ぶ大和五派の一つで、国行はその祖と位置づけられる。同館には来派の国行(来国行)による国宝太刀も別に所蔵されており、同じ「国行」銘でも当麻派と来派は別系統の刀工である点に注意を要する。
伝来
備後国(現・広島県)福山藩主・阿部家に伝来した。稀少な在銘作であり、来歴が明確な当麻派国行の代表作として位置づけられる。
作風
刀剣博物館の解説では、大和物ならではの渋みのある作行きを示す稀少な在銘作と評されている。大和伝の特色である直刃調の刃文や、地鉄に映りが立つ渋い作風を伝える一振りである。
指定と現状
国宝(工芸品)に指定され、現在も刀剣博物館の所蔵品として保存・研究・展示の対象となっている。