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日本刀の知識と文化をお届けします
脇差(わきざし)の刀身形状(造込み)による分類を体系的に解説する。平造り・鎬造り・切刃造り・鵜の首造り・冠落とし造り等の形態的特徴と成立背景、各造込みの代表的刀工・流派との対応、NBTHK鑑定における造込み評価の実際まで整理する。
日本最古の刀剣形式である上古刀(じょうこと)と、その代表例である蕨手刀の形態・製法・出土状況を解説する。弥生時代の鉄刀から古墳時代の環頭大刀・圭頭大刀、奈良時代の蕨手刀まで、日本刀成立以前の刀剣系譜を体系的に整理する。
大和国(奈良)を発祥とする大和伝は、手掻・千手院・保昌・当麻・尻懸の五派が形成した日本刀五ヶ伝の一つ。宗教的背景を持つ刀工集団の特徴、技法、主要作品を詳解する。
日本の槍(やり)を形態・用途・時代別に分類する。平三角槍・笹穂槍・片鎌槍・十文字槍・菊池槍等の主要形式の形状的特徴と戦闘上の役割、南北朝〜江戸期における槍形式の変遷、現代における美術品・武道具としての評価まで体系的に整理する。
昭和8年設立の靖国偕行社鍛錬所が歩んだ12年の歴史。伝統復興の理想と軍需の矛盾、終戦での接収・散逸、戦後の再評価までを制度史として解説。
茎(なかご)に施された鑢目(やすりめ)は、流派・時代・地域を示す「職人の暗号」である。切鑢・筋鑢・勝手下がり・逆勝手・化粧鑢など各種鑢目の成り立ちと鑑定における意義を詳解する。
室町時代の刀の特徴(太刀から打刀への移行・先反り・寸法の短縮)を軸に、応永備前の盛光・康光、末備前の祐定・勝光、美濃の兼定・兼元、伊勢の村正ら有名刀工の一覧、応仁の乱後の数打物と明への刀剣輸出、脇差の普及、鉄砲伝来まで、室町約240年の刀剣文化の変遷を解説する。
古代日本の直刀(上古刀)から平安期の湾曲刀剣(太刀)への移行を、大陸(中国・朝鮮半島・中央アジア)からの影響論と日本独自の発展論の両面から解説する。反りの機能的優位性、騎馬文化との関係、現存する上古刀の実例を通じて古代刀剣史を概観する。
江戸時代後期に相撲の番付になぞらえて作成された刀匠番付(刀工番付)を解説する。新々刀期の名工たちが占めた最高位、番付を作成した刀剣鑑定家・刀剣商の意図、代表的な番付の内容と評価基準、そして番付が現代の刀剣評価に与えた影響まで詳述する。
日本の神道・仏教の文脈で作られた儀礼刀剣(剣・けん)の種類を解説する。三種の神器(草薙剣)、不動明王の倶利伽羅剣、社寺奉納刀の歴史と現代的意義、神社・博物館に伝わる神剣の鑑賞ポイントまで、宗教刀剣文化を体系的に整理する。
日本刀の拵え(こしらえ)に組み込まれる三種の小道具——小刀・小柄・笄の機能・デザイン・製作者・市場価値を解説する。これらの小物は刀装全体の芸術的統一感を担い、独立した工芸品として鑑賞・収集の対象となっている。
1876年の廃刀令が日本刀産業と刀工に与えた壊滅的影響と、その後の「美術刀剣」概念による復活を解説する。刀工の職人転換、刀剣商の美術商化、帝室博物館による古刀収集・評価体制の成立までを通じて、近代日本における日本刀の文化的位置づけの変化を分析する。