江戸時代1593-?
松林蝙也斎
Matsubayashi Henyasai
跳躍自在の剣技で「蝙蝠」と称された無想眼流の開祖
解説
出自
松林蝙也斎は、文禄2年(1593年)、上杉家家臣・松林長恒の子として信濃国海津(現・長野県松代)に生まれたと伝えられる。
剣術修行と無想眼流の開創
鹿島新当流や、夢想権之丞が開いた夢想流などを学んだ蝙也斎は、これに自らの工夫を加えて独自の流儀「無想眼流」を興した。
徳川家光の御前における妙技
蝙也斎は3代将軍・徳川家光の御前において、相手の刀身に飛び乗るなど、軽妙かつ自在な身のこなしを披露したと伝えられる。その様子が「蝙蝠のようだ」と評されたことから、「蝙也斎」の名で呼ばれるようになったとされる。
後世評価
跳躍自在の身のこなしと独自の剣理によって知られる松林蝙也斎は、江戸初期における個性的な剣豪の一人として、各地の剣術史逸話の中に語り継がれている。