※画像はイメージです。斬、
Killing (Zan)
2018年公開、塚本晋也が監督・脚本・撮影・編集を兼ねた時代劇映画。幕末の農村を舞台に、剣の腕を磨きながらも人を斬ることを躊躇う浪人・都築杢之進の内面の葛藤を描く。第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作。
解説
概要
『斬、』(きる、英題: Killing)は、2018年公開の日本映画。監督・脚本・撮影・編集を『鉄男』シリーズなどで知られる塚本晋也が一人で兼任した時代劇作品で、同年11月24日に日本公開された。塚本自身も劇中で老武士・沢村を演じている。
あらすじ
幕末の農村を舞台に、浪人の都築杢之進(池松壮亮)は村に留まり、農民の息子・一助(前田隆成)を相手に日々剣の稽古をつけている。ある日、京での内乱に加わる仲間を募るため老武士・沢村が村を訪れ、さらに源田瀬左衛門(中村達也)率いる無法な浪人集団が村に侵入してくることで、平穏だった日々は暴力の連鎖へと引きずり込まれていく。
キャストと制作
主演は池松壮亮、共演に蒼井優、中村達也ら。塚本晋也が監督・脚本に加えて撮影・編集も自ら手掛ける個人色の強い制作体制で知られ、本作も低予算ながら濃密な演出で評価された。
映画祭での評価
2018年の第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたほか、トロント国際映画祭マスターズ部門にも日本から唯一選出されるなど、国際的な評価を受けた作品である。
刀と暴力描写
本作における刀は単なる殺陣の道具ではなく、「人を斬ることの重み」そのものを問う主題装置として機能する。斬るか斬らないかという杢之進の葛藤を軸に据えることで、時代劇にありがちな爽快な殺陣とは一線を画す、生々しく容赦のない刀による暴力描写が展開される。
登場する実在の刀剣
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