※画像はイメージです。ザ・ヤクザ
The Yakuza (1974)
シドニー・ポラック監督による1974年のアメリカ映画。ロバート・ミッチャムと高倉健が共演し、クライマックスの刀による決闘と指詰めの儀礼を通じて日本のヤクザ社会の仁義を描いた作品。
解説
概要
『ザ・ヤクザ』(原題: The Yakuza)は、シドニー・ポラック監督による1974年制作のアメリカ映画。脚本はポール・シュレイダーとロバート・タウンで、シュレイダーの兄であり日本在住経験を持つレナード・シュレイダーの原案に基づく。ロバート・ミッチャムと共演した高倉健が国際的な知名度を得るきっかけとなった作品としても知られる。
あらすじ
元アメリカ人探偵ハリー・キルマーが、友人の娘が日本のヤクザ組織に誘拐された事件の解決のため来日し、戦後に世話になった元ヤクザ・田中健(高倉健)の協力を得て事件に立ち向かう物語。
登場する日本刀と剣戟
クライマックスでは、田中健が敵の組長・東野と刀で決着をつける場面が描かれる。銃ではなく刀で決着をつけることが劇中でヤクザ・日本の伝統的な仁義として位置づけられており、近代のヤクザ社会に残る武士的な作法・指詰め(ゆびつめ)の儀礼と並んで刀が象徴的に扱われている。
史実・文化的背景との関係
劇中で描かれる指詰めは実際にヤクザ社会に伝わる謝罪儀礼であり、刀による決着という演出も、時代劇(チャンバラ映画)の作法をヤクザ映画に持ち込んだものとされる。日本のやくざ映画の「仁義」の文化を、脚色をまじえつつアメリカの観客に紹介した作品として評価されている。
文化的影響・評価
公開当時から、単純なオリエンタリズムに陥らずヤクザ社会の仁義・任侠の精神を描いた作品として高く評価され、以降のアメリカ製作によるヤクザ映画・ゲーム作品における「刀を持つヤクザ」という表現の源流の一つとされる。
登場する実在の刀剣
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