オーバーウォッチ
Overwatch
ブリザード・エンターテイメント開発のチーム制ヒーローシューティングゲーム(2016年)。日本の忍者一族出身のサイボーグ・ゲンジ・シマダが刀を主武器とし、刀で敵を斬り伏せるアルティメット技「龍撃剣」を持つキャラクターとして人気を博している。
解説
作品の概要
オーバーウォッチは、ブリザード・エンターテイメントが開発した6対6のチーム制ヒーローシューティングゲームで、2016年5月24日にPlayStation 4・Windows・Xbox One向けに発売された(Nintendo Switch版は2019年10月配信)。プレイヤーは多彩な固有能力を持つヒーローキャラクターの中から1体を選び、チームで協力してマップごとの目標達成を目指す。
刀を操るサイボーグ忍者・ゲンジ
登場ヒーローの一人ゲンジ・シマダは、日本の忍者一族「島田家」の御曹司である。かつて兄ハンゾーとの確執の末に瀕死の重傷を負ったところを、オーバーウォッチ所属の医師マーシーによってサイボーグとして蘇生されたという過去を持つ。戦闘では手裏剣による牽制に加え、刀を主武器として用いる。
龍撃剣と刀の技
敵の攻撃を刀で弾き返す能力「デフレクト」、刀を構えたまま敵をすり抜けるように突進する「疾風斬り」を持ち、切り札となるアルティメット技「龍撃剣」では、一定時間、刀で斬りつけた敵を即座に倒すことができる。サイボーグ忍者という近未来的な設定と、刀を主武器とする和風剣士としての立ち回りを兼ね備えたキャラクターとして、シリーズを代表する人気ヒーローの一人となっている。
登場する実在の刀剣
打刀(うちがたな)
刃を上向きにして帯に差す、室町時代以降の武士の標準的な日本刀の形式。ゲンジが腰に差す刀もまっすぐで機能的な打刀のシルエットを基調としており、忍者・侍双方のイメージを併せ持つキャラクター造形に用いられている。
抜刀術・居合術(ばっとうじゅつ・いあいじゅつ)
鞘に納めた刀を瞬時に抜き放ち、その動作の中で斬撃までを完了させる剣術の技法。江戸時代に武士の心得として広く体系化された。敵の攻撃を一瞬で弾き返す「デフレクト」や、刀を構えたまま一気に間合いを詰める「疾風斬り」は、こうした抜刀術・居合術に通じる俊敏な間合いの詰め方を思わせる。
龍の彫物(りゅうのほりもの)
日本刀の刀身には、倶利伽羅龍をはじめとする龍の意匠を彫り込む「彫物(ほりもの)」の伝統があり、不動明王信仰などと結びついて刀に力強い象意を与えてきた。アルティメット技の名称「龍撃剣」は、この刀と龍を結びつける日本刀の伝統的な意匠文化を想起させる命名である。
本物の日本刀を見る
本物の日本刀を見る※本ページは日本刀文化の紹介を目的としており、各作品の著作権者とは関係ありません。