※画像はイメージです。大河ドラマ おんな城主 直虎
Onna Jōshu Naotora (NHK Taiga Drama, 2017)
2017年放映のNHK大河ドラマ第56作。主演・柴咲コウ(井伊直虎役)、脚本・森下佳子。前例のない「おんな城主」として遠江国井伊谷(現在の静岡県浜松市)を守り抜いた井伊直虎の生涯を描く。彼女の薫陶を受けた養子・井伊直政が後に徳川四天王として活躍し、「井伊の赤備え」で名高い井伊家の刀剣甲冑文化を後世に伝えた。
解説
作品概要
「おんな城主 直虎」は2017年1月8日から12月17日まで放映されたNHK大河ドラマ第56作で、脚本は森下佳子、主演は柴咲コウ(井伊直虎役)。幼馴染みの井伊直親を三浦春馬、筆頭家老・小野政次を高橋一生が演じた。戦国時代に女性ながら城主として井伊家の命運を担った直虎の波乱の生涯と、後継者・井伊直政(菅田将暉)の成長が描かれる。
井伊直虎——「おんな城主」の刀と決断
井伊直虎は史実において、出家を経てなお城主の役割を担った稀有な女性武将である。戦国時代の城主として刀を帯びる場面は当然あり得たが、直虎の刀に関する史料は乏しい。本作が日本刀文化の観点で最も重要なのは、「井伊直虎が育てた養子・井伊直政(井伊万千代)がのちに徳川家康の四天王の一人となり、赤備えで天下に名を轟かせた」という連続性にある。直虎の薫陶が直政の武将としての精神を形成し、それが井伊家の刀剣甲冑文化の結実へとつながる。
井伊の赤備えと刀剣文化
「赤備え(あかぞなえ)」とは甲冑・旗指物などの武具を赤く統一した軍装で、井伊家が徳川政権下で採用したことで名高い。赤備えはもともと武田家の精鋭部隊が用いた軍装であり、武田家滅亡後にその遺臣を多く取り込んだ井伊直政がこれを継承したと伝えられる。彦根城博物館(滋賀県彦根市)には「井伊の赤備え」で知られる朱漆塗の甲冑をはじめ、井伊家伝来の武具が伝わっている。
彦根城博物館の井伊家伝来刀剣
彦根城博物館は井伊家伝来の刀剣や拵を収蔵しており、その中には国の重要文化財に指定された太刀 銘国宗(二代)・太刀 銘国宗(伯耆)がある。
文化的影響
2017年に放映された本作は、「おんな城主」という前例のない主人公の設定とともに、井伊家の歴史への関心を広げた。浜松市が放送に合わせて設けた大河ドラマ館には、約78万人が来館した。
登場する実在の刀剣
井伊家伝来の太刀 銘国宗(彦根城博物館蔵)
彦根城博物館は井伊家伝来の刀剣を収蔵しており、その中には国の重要文化財に指定された太刀 銘国宗(二代)と太刀 銘国宗(伯耆)がある。
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本物の日本刀を見る※本ページは日本刀文化の紹介を目的としており、各作品の著作権者とは関係ありません。