※画像はイメージです。カグラバチ
Kagurabachi
2023年より「週刊少年ジャンプ」で連載中の刀剣鍛冶師の息子が主人公の少年漫画。父が鍛えた七振りの妖刀を奪還すべく戦う復讐譚で、刀剣の鍛造・霊力・美学を物語の核に据える。2026年6月時点で累計発行部数400万部超、2027年4月アニメ放送開始予定(Crunchyroll配信・制作Cypic)。
解説
外薗健(そとのたける)作による漫画『カグラバチ』は、2023年9月より「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、2026年6月時点で単行本11巻以上が刊行されている。主人公の六波羅千尋は、伝説の刀工・六波羅邦繁の息子として幼少期より刀鍛冶の技術を叩き込まれた。ある日、謎の術者集団「被杓(ひしゃく)」が邦繁を殺害し、彼が生涯をかけて鍛えた七振りの妖刀を強奪する。唯一残された七番目の妖刀「炎天(えんてん)」を継承した千尋は、父の仇と刀の奪還を誓い、単身で組織に挑む復讐の旅に出る。
作品の核心には刀剣鍛造の哲学が深く刻まれている。妖刀の素材となる「堕天石(だてんせき)」は戦時中に発見された謎の鉱石で、邦繁のみが安定した刀に鍛えることができたとされる。この設定は現実の日本刀における玉鋼・砂鉄・たたら製鉄の概念と呼応しており、各妖刀が持ち主の霊力を増幅・具現化するという設定は、日本刀が武士の魂を宿す霊的な存在とされてきた伝統とも共鳴する。七振りそれぞれの個性は、刀派・姿・刃文の差異によって個体を識別する現実の刀剣鑑定学を想起させる。
刀工としての技術描写も具体的で、炉での温度管理、折り返し鍛錬、土置きによる焼き入れといった工程が作中に散見される。刀匠・邦繁が鍛造に込めた哲学「刀は用途のために生まれ、それ以上にも以下にもなってはならない」というテーマは、用の美を重んじる日本刀美学の本質を突く。
受賞歴も充実しており、第10回次にくるマンガ大賞(印刷部門)1位、「このマンガがすごい!2025」男性部門6位、「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2025」13位を獲得。海外でも英語版・フランス語版等が展開されている。2027年4月に制作studio Cypicによるアニメ版の放送が決定しており、2026年7月のAnime Expo(ロサンゼルス)でエピソード1冒頭20分をワールドプレミア上映するアニメワールドツアーが企画されている。Crunchyrollが日本・中国・韓国・ロシア等を除くグローバル配信権を取得した。主人公の声を担当するのは、2025年声優アワード新人男優賞受賞の木村泰輝。
登場する実在の刀剣
炎天(えんてん)
六波羅邦繁が鍛えた七振りの妖刀の一つで、千尋が父から継承した刀。炎を操る霊力を持ち、白鞘に納められたシンプルな外観と圧倒的な霊力の対比が特徴。「堕天石」全量の七分の一を用いて鍛えられた。
妖刀(ようとう)七振り
邦繁が現存する全量250kgの堕天石を用いて鍛えた七振りの刀。各刀はそれぞれ異なる霊力を持ち、持ち主の霊力を増幅・具現化する。実在の名刀における「刀派」「姿」「刃文」の個性に相当する概念が各刀に付与されている。
本物の日本刀を見る
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