※画像はイメージです。アラガミ
Aragami
スペインのLince Worksが開発したサードパーソン視点のステルスアクションゲーム。2016年10月11日発売。影を操る不死の暗殺者アラガミが、亡き忍者「オロチ」の刀を手にして敵を闇へ葬る。刀は影の中に静かに現れ、一撃で敵を仕留める中心的な処刑演出として使われる。
解説
作品概要
『アラガミ(Aragami)』は、スペイン・バルセロナのインディースタジオLince Worksが開発したサードパーソン視点のステルスアクションゲームである。2016年10月11日にPlayStation 4・Windows向けに発売され、後にXbox One、Nintendo Switch、macOS、Linuxにも展開された。開発資金の一部をKickstarterで募って完成した作品で、影を自在に操る和風・忍者テイストの世界観と、静かに敵を狩るステルス性の高さで評価を得た。
影を操る不死の暗殺者
主人公アラガミ(本名リョウ)は、かつて処刑された忍者であり、影の力によって蘇った不死の存在。影から影へ瞬間移動し、姿を消し、見つかった際には影の竜や大蛇を召喚して敵を闇に引きずり込む「シャドウキル」を発動できる。物語の起点となるのが、同じく影の力を宿した暗殺者オロチの刀である。アラガミはこの刀を手にすることで初めて戦う術を得ており、刀は本作における力の源そのものとして描かれる。
影から生まれる刀
ゲームシステム上、アラガミは武器を常時携帯しているわけではなく、影の中から刀を「物質化」させて一撃必殺のステルスキルを行う。この演出は、実在の刀が鞘から抜かれる緊張感を、超常的な影の力に置き換えて再現したものといえる。追加コンテンツ「Nightfall」では新たに収集可能な刀(カタナ)アイテムが多数実装され、伝統的な日本刀のデザインを踏襲した意匠がプレイヤーの探索欲を刺激する要素として組み込まれている。
評価とシリーズの広がり
本作は「静かに一撃で仕留める」爽快感と、忍者・和風ファンタジーを掛け合わせた独自の世界観が評価され、批評家・プレイヤー双方から高評価を獲得した。2021年には続編『Aragami 2』が発売され、協力プレイや新たな刀術・戦闘システムを導入してシリーズを拡張している。刀を「影の中から呼び出す力の象徴」として扱う独創的な解釈は、和風ステルスアクションというジャンルに新たな表現を加えた作品として位置づけられる。
登場する実在の刀剣
本物の日本刀を見る
本物の日本刀を見る関連コンテンツ
信長の野望
ゲームNobunaga's Ambition
コーエーテクモゲームスが1983年から開発・販売する歴史シミュレーションゲームシリーズ。織田信長を始めとする戦国大名を操り、全国統一を目指す国民的シリーズ。武将の「刀剣」「武装」が詳細にパラメーター化されており、日本刀の歴史・流通・武将との結びつきを体系的に学べる日本最長寿の歴史ゲームシリーズ。
七人の侍
映画Seven Samurai
黒澤明監督による1954年の不朽の名作にして、世界映画史上最も影響力のある作品のひとつ。戦国時代末期を舞台に、野盗から村を守るために集められた七人の浪人の物語は、武士の社会的役割と刀の実用的な側面を克明に描き、日本の刀剣文化を世界に知らしめた記念碑的作品である。荒野の七人・スター・ウォーズ・マッドマックスなど無数の作品に影響を与えた。
レジェンド&バタフライ(映画・2023年)
映画Legend & Butterfly (Film, 2023)
東映70周年記念作品(大友啓史監督、脚本:古沢良太、2023年1月公開)。木村拓哉が織田信長、綾瀬はるかが正室・濃姫(帰蝶)を演じ、信長と濃姫の知られざる夫婦の絆を描く。総製作費20億円、累計動員数180万人超を記録した大型歴史映画。信長が所持した史実の名刀——宗三左文字(義元左文字)・へし切長谷部——を文化的背景に持ち、「天下布武」を掲げた信長の刀剣観と濃姫の強さが交差する作品として刀剣文化の観点でも重要な作品。
青の祓魔師
アニメ・漫画Blue Exorcist
悪魔を祓う祓魔師が剣を駆使して戦う少年漫画。主人公の聖剣が物語の軸となる。
※本ページは日本刀文化の紹介を目的としており、各作品の著作権者とは関係ありません。