※画像はイメージです。その他の名刀太刀国宝
太刀 銘友成作(厳島神社蔵)
Tachi Signed "Tomonari-saku" (Itsukushima Shrine)
別名: 厳島友成・平家奉納の友成太刀
解説
概要
厳島神社が所蔵する国宝「太刀 銘友成作」は、備前古備前派の名工・友成の作と伝わる一振りである。友成は永延の頃(10世紀末)から鎌倉時代にかけて同名の刀工が数代あったと考えられており、本作は直刃を主調とする出来から、友成の中ではやや時代が下がるものとみられている。
指定
1914年(大正3年)4月17日に旧国宝に指定され、1952年(昭和27年)11月22日に文化財保護法下の国宝に改めて指定された。
作風
茎は生ぶで、反りが高く踏張りのある太刀姿を保つ。地鉄は小板目肌がよく約(つ)み、刃文は浅く湾れごころの中直刃に小乱れが交じる。保存がよく、地刃の出来が優れていると評される。
来歴
厳島神社への奉納については、平家一門の武将・平教経の佩刀であったとする説と、平宗盛の奉納によるとする説の双方が伝わっており、いずれが正しいかは確定していない。平家一門が氏神として厚く崇敬した厳島神社には、この太刀のほかにも国宝の刀剣・古神宝類が多数伝えられている。
現所蔵
現在も厳島神社の宝物として伝わり、特別展等の機会に公開されている。