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日本刀の知識と文化をお届けします
日本刀の形状を定義する「反り(そり)」の種類を体系的に解説する。腰反り・中反り・先反りという主要三類型の鑑定上の定義、各反りが生まれた時代と戦術的背景、鍛造工程での反りの制御方法、そして反りの変化が刀剣の価値評価に与える影響まで、反りという一要素から日本刀の世界を深掘りする。
日本で合法的に日本刀を所持するために必要な「登録証」の制度を徹底解説。銃砲刀剣類所持等取締法の規定、都道府県教育委員会への届出手続き、登録証の紛失・変更・相続時の対応、海外持ち出し時の許可手続きまでを網羅する実務ガイド。
刀鍛冶・研師・鞘師など各職域が若者向けに開いている職場体験・インターンシップの実態と、技術継承への効果を詳説する。
現代の研師が辿る修行から独立までのキャリアパス、収入の実態、仕事の繁閑、そして後継者不足の現状を詳細に解説する。
焼き入れ(やきいれ)前に刀身に塗る土の原料・配合・調合のプロセスを詳説し、土の性質が刃文の形状に与える影響を科学的・職人的視点から解説する。
日本刀の柄(つか)に糸を巻く専門職「柄巻師(つかまきし)」の技法を解説する。柄糸の素材(絹・木綿・鹿革)、菱巻き・諸撚り・千鳥巻きなど巻き方の種類と格式、柄木への目貫の固定技法、そして現代における柄巻師の継承状況と武道向け柄巻きとの違いを解説する。
日本刀の製造工程において最も劇的で不可逆的な瞬間「焼き入れ(やきいれ)」に使用される「水」について、その水質・水温・水槽の形状が刃文の発現と刀身硬度に与える影響を科学的・実務的に解説する。江戸時代から現代まで受け継がれた刀工の水選びの知恵と、近代化学が解明したメカニズムを統合した解説。
天正〜慶長期(1573〜1615年)に花開いた安土桃山文化と刀剣美学の関係を探る。千利休が体現する侘び・さびの精神が刀装具のデザインに及ぼした影響と、秀吉・家康の権力誇示としての豪華刀装の二極を解説し、この時代が後世の刀剣美学に与えた影響を考察する。
奈良〜平安初期の直刀から、平安中期以降に湾曲した太刀が確立されるまでの変遷を、騎馬戦術・玉鋼の技術革新・東国武士団の台頭の三側面から考察する。彎曲化の諸説を比較しながら、現存する三条派の太刀を通して平安太刀の形状的特徴を解説する。
廃刀令(1876年)後の明治中期から大正期にかけて起きた、刀剣文化の再評価と帯刀復活論の流れを追う。国粋主義運動・日清・日露戦争の高揚がもたらした軍刀需要の増大、新々刀末期の刀工たちの活動、そして刀剣研究・鑑賞文化の近代的確立を解説する。
短刀(刃長一尺未満の日本刀)の保存において最も重要な「白鞘(しらさや)」の役割と制作工程を解説する。木材選定から仕上げまでの白鞘師の技術、湿度・温度管理の科学的根拠、打粉と丁子油による手入れの実践、博物館・美術館が実施する長期保存体制との対比を通じて、短刀保存の実務を体系的に整理する。
江戸時代の武士が大刀(打刀)と組み合わせて携行した「脇差」について、その寸法規定・用途(室内護身・切腹・留め刺し)・刀装の格式・製作地域ごとの特徴・現代における価値評価を体系的に解説する。大刀との組み合わせ「大小(だいしょう)」の文化的意味にも言及する。