新着情報 — 最新の入荷情報はカタログをご確認ください。 商品を見る →
※画像はイメージです。日本刀を手に入れたあと、あるいは相続や売買で受け渡すとき、最初に悩むのが「どうやって持ち運ぶか」である。刃物である以上、運び方には法的な注意点があり、物理的な保護も欠かせない。ここでは、国内で日本刀を運ぶ際の基本的な考え方を整理する。
登録を受けた日本刀(刀剣類)は、正当な理由がある場合を除き、携帯・運搬が禁じられている(銃砲刀剣類所持等取締法21条による10条1項の準用)。正当な理由には、購入した店から自宅へ持ち帰る場合などが含まれるとされる。なお、刃体の長さが6センチメートルを超える刃物の携帯禁止(同法22条)は刀剣類以外の刃物についての規定で、警視庁「刃物の話」で説明されている。
つまり、日本刀は「登録証があれば自由に持ち歩ける」わけではない。持ち運ぶ目的が正当であること、そして刀が第三者に見えず、すぐに取り出せない状態であることが実務上の基本になる。
登録制度の全体像は日本刀の登録証制度、法律の枠組みは日本刀の法規制で扱っている。
日本刀の刀身は、わずかな擦れでも研磨の状態に影響することがある。運ぶ際は、次の順序で保護するのが基本である。
刀身が鞘の中で動くと、鞘の内側で擦れが生じる。特に短刀や脇差は、箱の中での固定に工夫が必要になる。
刀剣類を宅配便で送れるかどうか、また対応可能な条件は、運送業者ごとに異なる。取り扱いを断られる場合もあるため、発送前に各社の約款や窓口で確認するのが確実である。
確認しておきたい点は次のとおり。
購入した刀が届く際は、受取人側でも登録証が同梱されているか、刀の状態が申告どおりかを確認したうえで受け取るのが望ましい。
日本刀を持ち運ぶ場合、刀そのものの所持と、持ち歩く行為は別の問題として扱われる。登録証が付いた刀を所持していること自体は制度上認められていても、移動の場面では携帯規制の観点から目的と状態が問われうる。所有者が変わる際の届出(20日以内)や登録証の扱いは、その登録を行った都道府県の教育委員会が窓口になるため、疑問があれば事前に問い合わせるのが確実である。
研師や修理業者へ刀を持ち込む場合は、事前に受け入れ方法を確認する。直接持参するのか、業者が指定する方法で送るのかは、業者によって異なる。持ち込み前に、刀の状態(錆・欠け・鞘の緩み)を写真で記録しておくと、受け渡し時の認識のずれを防げる。
自家用車で運ぶ場合は、車内に放置せず、トランクなど外から見えない位置に固定する。公共交通機関では、袋や箱に収め、常に手元に置く。置き引きや紛失を防ぐことが、法的にも物理的にも最大のリスク回避になる。
運び終えたら、まず刀身の状態を確認する。袋や箱から取り出す際は、刃を上に向けず、鞘ごと持って作業台に置く。移動による温度や湿度の変化で結露が生じることがあるため、到着後は袋から出してしばらく置き、状態が落ち着いてから保管場所に収めるとよい。刀の保管方法については日本刀の保管・保険完全ガイドにまとめてある。
日本刀の持ち運びは、刃物の携帯規制を踏まえた正当な目的、登録証の管理、刀身の物理的保護、運送業者への事前確認の四点が要になる。TOUKENZAでは、出品刀剣のオンラインでの閲覧・購入ができる。詳細についてはお問い合わせフォームから連絡できる。
日本刀×日本文化体験
観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。