※画像はイメージです。古刀再現・独自鍛法現代刀
小林康宏
Kobayashi Yasuhiro
解説
経歴
小林康宏(こばやしやすひろ、1914〜1987年)は山梨県東八代郡豊富村に生まれた。甲府の商業学校卒業後、東京でレコード店を経営していたが、陸軍に召集され、戦時中は特務機関の宣撫工作に従事したと伝わる。戦後の昭和21年(1946)に復員し、在日米軍基地を顧客とする冷凍機器の会社を興した。
刀工への転身
昭和35年(1960)頃、刀工・秋元昭友と出会ったことをきっかけに刀剣材料の研究に関心を持つようになった。昭和43年(1968)頃に会社をたたんで東京・高輪に鍛刀場を構え、昭和45年(1970)1月20日、正式に刀匠として認可を受けた。昭和52年(1977)には郷里の山梨県に戻っている。
作風・評価
古刀の再現を研究し、銑(ずく)とスウェーデン鋼などの錬鉄を独自に考案した密閉型の炉で沸かし合わせ、心鉄を用いない丸鍛えとする独自の鍛法により、極めて強靭な日本刀を生み出した。武道界では「斬鉄剣」(鉄を斬る刀)の作り手として名を知られ、門人にも恵まれた。
代表作
- 斬鉄剣(試斬用として武道家に用いられた作品群)