※画像はイメージです。その他の名刀太刀皇室御物
壺切御太刀
Tsubo-kiri Otachi
別名: 壺切
解説
壺切御太刀は皇太子の即位に際して代々受け継がれてきた皇室の御物(ぎょぶつ)であり、現在は皇嗣である秋篠宮文仁親王に親授されている由緒ある太刀である。その歴史は平安時代にまで遡るとも言われるが、現存する刀身は鎌倉時代末期の作と考えられており、作者は明らかでない(備前信房または延房とする説がある)。刃長約62センチ、無反りの直刀造で先端は両刃で、皇室の権威を体現するにふさわしい気品を備えている。「壺切」の名はこの剣で酒壺を切った故事に由来する。現在も即位の礼や立太子の礼においては欠かせない宝剣として、日本の皇室文化の中核を担っている。
逸話・伝説
壺切御太刀は代々の皇太子が元服・立太子の際に授与されるとされ、皇位継承の象徴として千年以上にわたって皇室に受け継がれてきた。古くは宇多天皇の御代に起源を持つとも伝えられる。刀そのものに皇室の守護霊が宿るとされ、歴代天皇はこの刀を御神体に准じるものとして大切に保管してきたと伝えられる。