※画像はイメージです。太刀(2口)三重県指定有形文化財(2016年指定)
太刀 銘 勢州桑名藤原千子正重(桑名宗社)
Tachi Signed Senju Masashige, Kanbun Era (Kuwana Sōsha)
別名: 桑名宗社の千子正重の太刀
解説
概要
寛文元年(1661)12月および同2年(1662)正月の年紀を持つ、千子正重作の太刀2口です。桑名神社と中臣神社に伝わり、三重県が2016年に県指定有形文化財としました。村正を出した千子派の系譜が江戸時代の桑名で続いていたことを示す作例です。
銘と寸法
銘は「勢州桑名藤原千子正重」と切られ、村正ではなく千子正重の作として指定されています。三重県の答申資料では、刃長は約75.0センチと約75.3センチです。
位置づけ
同じ桑名の社には、天文12年(1543)銘の村正の太刀もあります。県は2016年に村正の太刀2件と本作を併せて指定しており、戦国期の村正から江戸前期の千子派まで、桑名の鍛冶の流れをたどれます。現在は桑名市博物館に寄託されています。
逸話・伝説
村正を出した千子派の鍛冶が、江戸前期の桑名でも同じ神社へ太刀を納めていたことを伝える。