※画像はイメージです。太刀重要文化財(1931年12月14日指定)
一国兼光
Ikkoku Kanemitsu
別名: 太刀 銘 備前国長船兼光 文和二二年乙未十二月日
解説
概要
一国兼光は、備前国長船の刀工・兼光が文和4年(1355)12月に造った太刀です。茎には「備前国長船兼光」と製作年月日の銘があり、通称「一国兼光」で知られています。1931年(昭和6年)12月14日に重要文化財に指定され、現在は高知県立高知城歴史博物館が所蔵しています。
作者と姿
兼光は、鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての長船派を代表する刀工とされます。本太刀は磨上げられており、現在の刃長は75.5センチメートル、反りは2.1センチメートルです。
来歴と号の由来
寛永13年(1636)、土佐藩二代藩主・山内忠義が、三代将軍徳川家光から形見として拝領したものと伝えられます。のちに幕府へ献上するよう勧められた際、忠義は「土佐一国にもかえ難し」と言って断ったとされ、これが「一国兼光」の号の由来とされています。
現在
山内家に伝わった太刀として、高知城歴史博物館に所蔵されています。
逸話・伝説
土佐一国にもかえ難しと藩主が幕府への献上を断ったことから、その名が付いた兼光。